Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

社会論

デフレ再び

世界の株価は、特にアメリカを中心に新型コロナウイルスの脅威をそれほどではないと見込んだためか、全く何もなかった様に上昇を続けている。だが、私はその考えは甘いと思う。コロナウイルスの最大の問題は致死率の高さではなく、感染率の高さ(「新型コロ…

都市封鎖の効果

中国は4特別市(北京、天津、上海、重慶)も限定的な都市封鎖を実施した(北京も上海も都市機能が停止、市外から戻ると「自宅待機14日間」 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン)。完全な都市封鎖ではないが、中国共産党政府の形振り構わない感染拡大…

遺伝と才能

人は生まれながらに平等ではない。才能の面でも家庭環境の面でも差異が存在し、だがそれを努力で覆せると考えて努力する。しかし、統計的に見れば覆せない差異があることが記事になっていた(男性の収入は「遺伝」でこれだけ決まるという「冷酷すぎる現実」…

防疫と貿易

中国で広まっている新型肺炎の情報は、さすがに煽るような内容には飽きが来たのか冷静なものも増えてきたようだ。また、徐々に日本国内でも広がりが出ている可能性は高い。感染症学会が数字には上っていないが、散発的な流行が始まり潜伏した感染者が日本国…

医療体制崩壊を防げ

中国における新型肺炎は、いまだ拡大が止まる状況には見えていない(中国、新型肺炎死者500人突破 感染者は2万7千人超える、中国が全人代開催を延期も、新型ウイルス感染拡大で-ロイター - Bloomberg)。都市封鎖も55都市にまで増加したとされる(台湾、中…

自由と少子化

少子化の最大要因が婚姻数の減少であることは、そろそろ社会的認知を得られただろうと思う。待機児童数の減少を狙い保育所の増設を頑張ったからと言って、少子化が根本的に解消されるわけではない(男性の4人に1人が「結婚歴なし」 もはやお金じゃない! 「…

感染収束と中国脱出

米中貿易戦争で、アメリカは徐々に中国を外すという動き(アメリカの「ファーウェイ排除」は成功するのか…同社の5G製品使用国と情報共有しない法案を提出 | Business Insider Japan)を行ってきた。ファーウェイやZTEの締め出しから始まり、中国人留学生や研究…

蝗害

現在、中国の新型コロナウイルスが世界にニュースを席巻しているが、アフリカにおけるバッタ(サバクトビバッタ)による被害が重大化していること(Africa’s Worst Locust Plague in Decades Threatens Millions - WSJ)も、本来はニュース(数億匹のバッタ…

ウイルスと経済

多少下落したものの、未だ株式市場は高値から崩れたとは言えない位置(Dow Jones Industrial Average, DJIA Quick Chart - (Dow Jones Global) DJIA, Dow Jones Industrial Average Stock Price - BigCharts.com)にいる。新型コロナウイルスの脅威を判断し…

韓国が引金を引く日

世界経済は、実体経済はそれほどでもなくとも株価が上昇する金融相場(金融相場(きんゆうそうば) | 証券用語集 | 東海東京証券株式会社)の状況(【米国株・国債・商品】株が最高値、部分的な貿易合意に米中署名 - Bloomberg)にある。日本でも何度も言われ…

国家の分裂を留めるkey

韓国では、左派政権が今後の永続的な支配体制を強固にすべく、様々な手を打っており、結果的にはクーデターでも起こさない限り政権交代が起こらない仕組みを確立しつつある(文在寅政権が韓国の三権分立を崩壊させた日 「高官不正捜査庁」はゲシュタポか | …

国立人材発掘所

今回のエントリはかなりの暴論となるだろうが、個人では負担しきれない問題を社会的にカバーする上で、一つの考え方となればと思い書いてみたい。 赤ちゃんポスト(赤ちゃんポスト - Wikipedia)と呼ばれる施設を聞いたことがある人は多いだろう。育てられな…

今後の日韓関係

昨年は日韓関係が過去最悪であったとする記事(史上最悪だった「日韓関係」で次に起こること | 韓国・北朝鮮 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準、「史上最悪の日韓関係」は打開されるか!? 注目される本日の日韓首相会談(辺真一) - 個人 - Yahoo!ニ…

労働生産性はどこまで重要か

日本が後進国であることを認めるようにという、ありがたいお言葉がネット上の記事にあった(日本はもはや後進国であると認める勇気を持とう | 加谷珪一 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト、「日本はもはや後進国であると認める勇気を持…

イラン問題

年始早々、アメリカとイランの間で緊張が高まっている。一部では、第三次世界大戦が始まる(「第三次世界大戦」各国で相次ぎトレンド入り でも日本1位は「ムック」だった : J-CASTニュース)なんて声も聞こえるが、アメリカとイランの間での紛争がそこまでの…

お金はどこに消えたのか?

日本政府が国債を発行しまくっても、金利は上昇しない。日銀が国債の半分近くを購入している(9月末の投資家別の国債保有額(久保田博幸) - 個人 - Yahoo!ニュース)ということは、その対価として資金(日銀券500兆円弱)が市場に流れているわけだが、インフ…

アンチ政権が韓国擁護になってしまう悲しさ

朝日新聞や日経グループなどが韓流ブームをなんとか広げようと頑張っているようだ((be report)韓国文学がいまブーム 活躍めざましい女性作家たち:朝日新聞デジタル、韓流ブーム、次は「K文学」 ポップな面白さに共感|エンタメ!|NIKKEI STYLE…

満足してしまった韓国

韓国の理不尽とも思える日本への接し方に憤慨している人も多いだろうし、だからこそ嫌韓などという一つのジャンルが生まれたと感じているが、それでも最近の韓国を見ていると迫力が10年以上前と比べて低下している気がしている。昔から日韓のスポーツ対戦に…

過剰流動性の行き着く先

私の予測は現時点で外れ、アメリカの株価は最高値を更新している。米中貿易協議の部分合意に近づいていることを理由とした報道(ニューヨーク ダウ平均株価 最高値を更新 米中交渉への期待感 | NHKニュース)が少なくないが、それは後付けの理由に過ぎない。…

香港問題

日本メディアは欧米ほど大きく取り上げはしないが、ネットでの情報の広がりもあり関心の高い人々は良く知っているのではないかと思う。先日行われた区長選挙(実質的な権力はない)では香港の市民の民意が大きく示された(香港民主派圧勝、北京惨敗、そして…

新たな先進国と発展途上国の在り様

経済植民地主義により、発展途上国は先進国から経済的に搾取される状況が第二次世界大戦後に続いていた。一部の国家は、発展途上国から先進国に近づこうとして、復活した日本を初めとして韓国や台湾、シンガポールなどがアジアとしては成長した。その後BRICs…

韓国経済封鎖への一歩

チョ・グク氏の法相辞任(韓国チョ法相 辞任を発表 ムン大統領の政権運営に打撃か | NHKニュース)や天皇陛下の即位礼の儀における総理派遣(韓国首相 祝宴で天皇にあいさつ=「日本国民の幸せ祈る」-Chosun online 朝鮮日報)などにより、短期的には文政権…

芸能界と犯罪と復帰

女優の沢尻エリカさんが、薬物保持により逮捕された(沢尻エリカ容疑者「10年以上前から大麻など使用」反省の言葉も | NHKニュース)。その直前には田代まさしさんが、これまた薬物の再使用により通算で7回目の逮捕をされている(7回目の逮捕・田代まさし 一…

政治の劣化とマスコミ

最近、少々忙しくて書くことができないでいるが、もし何人かの方でも待たれているとすれば申し訳ない。今回少しだけだが、書いてみたい。 従来より、日本の政治は三流などと揶揄されてきたが、ここにきての野党の体たらくには溜息すら出てこない。政権与党や…

夢想と理想と現実主義

一般的に、理想と現実は対立概念として語られることが多い。現実主義者と理想主義者は全く反対の意味を持つ。だが、理想と現実は必ずしも対立しない。理想が極端になればそれは夢想と呼ばれるが、むしろ夢想と現実は完全ではないが対立的な概念であるように…

韓国に寄り添わざるを得ない朝日新聞

朝日新聞の主たる記事作成方針を決めている人の考え方は私にはわからない。ただ、これまでの流れから読み解くに、朝日新聞は自分たちを守るためには韓国を擁護せざるを得ない状況に陥っているのではないかと考えている((耕論)嫌韓論の正体 鈴木大介さん、…

津田大介氏の行く末

あいちトリエンナーレが終了した(津田大介氏「プラスで終われた」 トリエンナーレ閉幕 [「表現の不自由展」中止]:朝日新聞デジタル)。だが、そこで明らかにされた問題は今後大きく尾を引くだろう。問題を単純化してみれば、実は天皇陛下の写真侮辱問題や…

河川氾濫と防災意識

今回の台風19号による被害に遭われた方々の救出やご無事を祈るとともに、速やかな復旧を祈念してやみません。未だ進行形で被害が拡大中ですが、煽るようなデマや下手な楽観論ではなく現実の被害可能性を推測して、最善の行動をしていただきたいと願っていま…

程度を議論しない人たち

物事の白黒をつけるというのは非常に分かりやすい。全てのことが悪と善にきれいに分けられるのであれば、大部分の人にとって世の中は今以上にすっきりするかもしれない。だからこそ勧善懲悪の時代劇は人気を博し、政治家でもポピュリストと呼ばれながらもそ…

豚肉パニック

既にメディアでも何度か報道されている内容に関連した情報だが、中国だけではなく韓国でも豚コレラが発見され、早速中国政府は韓国産豚肉の輸入制限を実施した(中国、韓国からのブタ輸入を禁止 アフリカ豚コレラ発生受け 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News…