Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

求める自由

私達はどちらかと言えば束縛されるよりは自由を選ぶ。学校では自由の大切さを教わり、人々は普段の自由がない生活を悲しむ。しかし、同時に自由には責任が伴うとも教えられる。この責任とは、自分以外の人に対する義務と考えられる。そんな義務を負うと言う…

BRICS危機

欧州危機は、ここのところまるで収束するかのような落ち着きようになりつつあるが、欧州が無理矢理それを抑えることができたとしても、今度はそれがBRICSへと波及していく可能性は十分に考えられる。リーマンショック後に、欧米の低迷を支えるのはBRICSとも…

宗教的コマース

その方法論やごり押しはあるとしても、現実にAKB48や韓流が芸能界の話題を席巻し、関連の売り上げは大きいのだとわかる。しかし、同時にネット社会の広がりは違法ダウンロード問題などと絡み合いながらも、音楽関連の売り上げ減少は問題となっている。 とこ…

税と社会保障の一体改革の前提とは違う

民主党が自民党と公明党の提案を丸呑みして、2年間限定の公務員給与引き下げ(平均約7.8%)を人事院勧告と同時に行うこととしたようである。 これは昨年の国会でも議論されており、両者を加えての引き下げを自民党と公明党が求めていたのに対して、民主党が人…

心を隠す術

ポーカーフェイスとは、その名の通りポーカーゲームにおいて考えていることを悟られないように繕っている表情のことであるが、普通の人にとっては一時的には実現できたとしても長時間続けるのはなかなか難しい。 しかしながら、私達はしばしば自らの感情や考…

技術と技能

近年の中国や韓国企業による世界市場の席巻は、日本のものづくりにおいて考えさせられる点は少なくない。現時点をもって日本のものづくりが中国や韓国に負けているなどと言うつもりはさらさら無いが、その差が大きく縮まっているのは間違いない。円高などに…

ダイエット考

社会が豊かになれば、まず最初はモノにお金が向かうことになるが、それに引き続き楽して健康になろうとするモノが増えるものである。健康を求めること自体は社会が豊かでなくとも重要ではあるが、それをお金で解決しようとし始めるのは豊かになったからであ…

既得権益構造を破壊する

橋下大阪市長の人気に衰えは見られない。一時は、総バッシング状態だったマスコミもこの人気に乗じようと、直接褒めないものの世論の支持率の高さなどを扱うようになりつつある。 橋下市長の人気が高い理由は、現実に変えるべき点を明示してそれを間髪入れず…

貿易の停滞

バルチック海運指数(BDI)という公表データがある。 一般的には石炭・鉄鉱石・穀物などの乾いた貨物(原油などを除く)を国際的に運搬する外航不定期船の運賃を指数化した統計データである。(wiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%81%…

TPPを進めるなら、ヤードポンドも変えて貰おう

軽自動車規格が非関税障壁だから、それを取っ払えという話が出ている。 馬鹿げた話と一蹴したいところではあるが、もし仮にISD条項により国際機関での調停で不当と出れば日本は多大の賠償金を支払うか、もしくは軽自動車という枠を撤廃しなければならない。…

受験勉強

センター試験も終了し、いよいよ本格的な受験シーズンへの突入時機になってきた。 私の場合、大学受験など遙か彼方の昔であるし資格試験としても難易度の高いものは最近ではない。だから、近年の受験動向など正確にわかっているわけではないのだが、それでも…

消費税で財政再建はできない

大手マスコミは、ほとんど消費増税を断固として推し進めるべきだという野田総理の後押し報道をしているのは、ある意味戦前を思い出すようで気味が悪い。しかも、自民党がこの前の選挙で消費税10%を打ち出しておきながら、現在の民主党政権の増税論議を否定す…

ドルに首根っこを掴まれた欧州と中国

ユーロ危機は見かけ上小康状態をたもってはいるものの、正直言えば安心できる状況では全くないと思っている。現状では、とりあえずFRBや日銀などによる協力を受けてなんとかドルを確保しているに過ぎない。ユーロであれば、ユーロ内の国債をECBが引き受ける…

懐かしさ

ふるさとは遠くにありて思うもの。 これは交通網が発達する前には物理的な真理であったが、現状では行けるけど行かないという心理的な障壁に変化した。行こうと思えばいつでも行ける、しかし必要がなければ向かわない。日常とは切り離されたものとして存在し…

無償の愛

正直言えば、私は「無償の愛」について何かを書くだけの知識も徳も有していないと思う。 自分自身にそれが為せるかどうかは全くもって疑問であるし、そこに至る心理を十分には推し量る自信がない。そうではあるが、伴侶との間あるいは我が子に対してなら、部…

夢は意識の抗体反応

睡眠中になぜ夢を見るのかについては諸説が溢れており、これが正解だというものはまだまだ確立されていない。 近年では、神経生理学の進展により睡眠中の内的・外的刺激が様々な記憶を呼び起こし、夢という形でストーリーを作り上げているとの説が主流である…

言葉が軽い

民主党の小沢元代表の公判が始まっている。 状況の詳細は、書くマスコミがこぞって記事にしているのでそれを参考にすれば概ねつかめる。 私個人としての感想は、政治家小沢の社会的必要性が大きく薄れたのだなといったところである。 現在のマスコミの追求と…

能力があればいつか成功する

陽の目を見ない人が世の中には溢れている。いや、陽の目を見るとはその他大多数より突出しているということであり、結果的には陽の目を見ない人があふれるのは当たり前のことである。ただ、陽の目を見ない人が能力がないのかと言えばそれは違う。陽の目を見…

不明瞭な戦争の終結を目指す

第二次世界大戦が終結して、65年以上を経過している。 その後、冷戦などはあったものの破壊を伴う直接的な戦争は地域紛争に限られてきた。 ただ、第二次世界大戦までの戦争は植民地競争の一環としての様相も少なくない。 日本にしてもドイツにしても、植民地…

議員とボーナス

公務員給与引き下げ議論に加えて、国会議員歳費の引き下げもマスコミでは飛び交っている。 ただ、あくまで個人的な感想として言わせて貰うならば、国会議員はもっと歳費を取っても良いと思う。ただ、定員はもう少し減らしても良いだろう。理想を言えば、国会…

日本人の政治と民度

日本はかつて経済一流、政治は三流と呼ばれていた。 経済も一流とは言えなくなってきた時代、政治は三流どころか四流にまで落ちかかっている。 政治家のレベルが低いのは、結局それを選ぶ国民の民度が低いのだという意見をよく聞く。 しかし、同時に阪神淡路…

TVを見るか?

昨年も、TV業界を取り巻く話題には事欠かなかった。フジテレビのデモもあり、韓流の話題もあり、最後には家政婦のミタが驚異的な視聴率を生み出したそうである(ちなみに、私はマルモもミタも見ていない)。 基本的には、私の場合ライブのスポーツを見る以外…

恥じらい

乙女の恥じらいは、男性陣の妄想をかき立てる出来事ではあるが、恥じらいは単純に恥を感じることは少し異なる。 恥じらいは確かに恥ずかしがることではあるが、大いに恥を感じることではない。男性のそれは単なる自意識過剰に近いが、若い女性のそれは社会的…

我慢はすべきかせぬべきか

そもそも我慢とは何か? 自分を押し殺す、自分の望みを実行せずに耐えることではないかと思う。 なぜ、自分の望みを叶えようとしないかと言えば、それは自分の望みを叶えようとしない方が結果的に良くなると考えるからであろう。 すなわち、基本的に理性的な…

飽きる

流行は飽きにより移り変わる。 容易に飽きられるものは短い命しか与えられないし、なかなか飽きがこないものは定番となって流行とは距離を置くようになる。そもそも、飽きがくるとはどのような心理状態なのであろうか。それは、自分が好むもの(それは服であ…

他人のせい

失敗や都合の悪いことを人のせいにすることは、自己満足を得る上では好都合である。 なぜなら、自らの失敗や弱みを直視する必要が無く、それを他人に転嫁できるからである。 ただ、これも誰もが知っているように人のせいにした結果は、遠回りしつつも自らに…

ユーロ危機が招く災厄と日本

新年あけましておめでとうございます。 つたないブログではございますが、なんとか200エントリを超えて継続ができました。今後も、よほどのことがない限り毎日更新を続けていきたいと思います。 今後とも、よろしくお願い申し上げます。 さて、一時急速に高…