Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

虫を食べるという選択

現代日本人にとっては、一部地域を除きあまり虫を食べるという習慣は残っていない。 伝統的に蜂の子やイナゴの佃煮などがあるものの、それも観光用的に出されている例が多いように思う。 とは言え、世界的には今でも昆虫は食糧の一つではある。 wiki 昆虫食…

韓国が屈辱的な米韓FTAを進めた理由を推測する

TPP推進に関して、米韓FTAがいよいよ締結されようとしており日本が取り残されると言った報道もなされているが、その内容については現時点ではメディアであまり触れられることがない。 しかし、詳細情報については未知の部分もあるものの、徐々にその内容が韓…

ユーロを食らえ

かつて日本が経験した金融危機と同じような状況でかつ規模を大きくしたものを現在のヨーロッパは経験しようとしている。 日本が住専問題などバブル崩壊の負の面への対処を行っていたとき、欧米は一体何をしたのか? 早急すぎるような不良債権処理を迫り、破…

代案は東アジア共同体ではなく、拡大APECでしょ

TPP参加不参加の議論が白熱している。 当初は様子見を決め込んでいた議員も多かったのだが、反対論が予想以上に強くその論拠も比較的わかりやすいことから、反対派に乗ろうとしている議員がかなり増えたように思う。 メディアも賛成一色だったのが、予想外の…

良いところを伸ばす

最近の日本社会を見ていると、悪いところを正す動きは個別に実例も多くもてはやされるのだが、良い面を伸ばすといった動きには具体性もなくあまりニュースにもなっていない。悪者を罰するのは、善良な国民からすればある種当然の結末ではあるが、世の中に絶…

政治家は理想に殉じて良いか

今更ながらで申し訳ないが、私個人としては菅前総理は戦後最悪の総理であったと思っている。しかし、マスコミの論評は必ずしも全てがそうではないようだ。一部新聞などは積極的な評価をしているようにも見える。それは、過去の政権ができなかったことを指し…

TPPと官僚不信・政治不信

何度も書いているが私は基本的にTPPには懐疑的である。 もっとも、だからといって自由貿易の全てを否定するつもりもない。大きな枠組みとしてのそれは悪い話ではないと思う。しかし、だからといって今、この形のTPPが最も良いのか?その参加の是非を問うのが…

褒め方・叱り方

褒めて伸ばすというのはどこでもよく聞くフレーズである。しかし、実際には子育てでも会社における新人教育でも褒めて伸ばしている例がどれだけ多いのかと考えれば、ちょっと首を捻ってしまう。 もし本当に褒めて伸びるのであれば、会社の方針として褒めまく…

贅沢な時間

今週のお題「ちょっとしたぜいたく」「ぜいたく(贅沢)」と言って不況のこのご時世、最近はあまり無駄をしなくなった。それは、ますます日本の景気を冷えさせることでもあるが、右に倣えの精神に富んだ典型的日本人である私にとっては、ふんだんに「贅沢」…

本来投資は社会成長の一部しか得られない

現在の金融危機がそう容易に収束しないと私は考えている。 別に危機感を煽るつもりはないが、なぜそう考えているかについて少し書いてみたい。バブルは、これまでも何度も発生してきた。 日本もとびきり大きなそれを経験し、未だにそのトラウマから抜け出せ…

人と共生する菌

世の中には抗菌グッズが満ちあふれている。 しかし、潔癖症の人が聞けば卒倒してしまうかもしれないが、人間の身体には100兆以上の菌が生きている。 その重量が、合計すれば1(kg)近くになると聞けばさすがに驚かざるを得ない。 体重50(kg)の人であればそのう…

日韓通貨スワップ枠の拡大

野田総理が、日韓の通貨スワップ枠を1年の期限付きながら約5倍の700億ドル(5.4兆円)に拡大したことが大きなニュースになっている。 通貨スワップというのは、いざと言うときに外貨の枯渇を防ぐため特定の国から外貨を融通して貰う仕組みである。 実際、韓国…

過度な優しさが氾濫する理由

「情けは人のためならず」とは、人にかけた情けが巡り巡って自らに返ってくることを言った言葉ではあるが、その情けのかけ方によっては全く逆の結果になることさえあり得る。「恩を仇で返す」とはそのまさに逆の結果なのだが、そこにはどのような違いがある…

内需と外需

私は基本的にTPPについては懐疑的なスタンスを有している。 もっと言えば、グローバル化しなければならないという脅迫観念的な主張に対して疑念を抱いているのだ。 グローバル化が日本国民を幸せにしない可能性については以前に触れた。 http://d.hatena.ne.…

なぜ枕は必要なのか

私達は眠るときに枕を用いる。 おそらく世界的にも違いはないと思う。 枕の形などは、時代と共に変遷しているとはすれども必要性には変わりがない。 枕なしでも眠れないわけではないが、気づけば腕などを枕代わりにして用いて、結果的に腕の血行を害してしび…

形と記憶

恋愛初期には、記念を重要視するのはどちらかと言えば女性の方だろうか。 その記念は明確な日時と共に記憶されなければならない。できれば記念の何かがあった方が良い。 この場合の記念とは、その出来事を固定化することに意味がある。 固定化することにより…

人はなぜ手段と目的を見誤るのか

人は普段の行動や決断において、目標やそこに到達するための手段について、明確に認識しているケースはあまり多くない。だから、能力向上セミナーなどではまず最初にこれらを意識させるところから始まる。もちろん、明確な意識はないものの目標は存在するし…

新聞社は勘違いをしている

情報を国民に伝えるメディアとしては、現状新聞が一番クオリティが高いとされている。 しかし、そのクオリティの高さを謳っているのは実のところ新聞社の自作自演であるのがもの悲しい。 確かに、TVの隆盛にも新聞は質の面で打ち勝った。 その勝負は既に数…

そもそも人はなぜペットを飼うのか。

今週のお題「ペット大好き!」そもそも、ペット大好きと言ったテーマについて私は書く資格がない。 と言うのも、もうペットなど何十年も飼っていないからである。 子供がペット代わりだと言えば叱られるかもしれないが、ペットの必要性を感じなかったという…

無駄話の功罪

学生時代は、親や先生から無駄話をするなと注意されても、多くの場合依怙地になってそれを続ける。 夜の長電話は、明日また学校で会うにも関わらず二人だけの会話として重要であり、当人達にとってはそれは何より重要だ。 無駄話と言うくらいであるから内容…

TPPと日本の地方衰退

にわかに議論が盛んになりつつあるTPPと増税問題。 不思議なのは、これに賛成しているのは経団連とマスコミである。 まるでタッグを組んでいるとすら見えるこの構図は、ある種そこにどのようなメリットがあるのかを考える必要がある。 そもそも、新しい仕組…

本当の弱者は声を上げない

社会的弱者という分類は、メディアの様々な場面で用いられる。 特に、障碍を持つ人々に用いられることが多いが、それ以外にも経済的弱者にも用いられるケースが増えてきた。 それは、社会の不合理を告発する内容とし用いられるのが主であるが、ややもすれば…

サッカーW杯予選、タジキスタン戦を見て

8対0という、アジア1次予選でも滅多に見られない大差となったために、贅沢な話ではあるが内容ではなく結果のみが得たものであったと感じさせられた。もちろん得失点差で圧倒的優位に立ったのは事実であるが、もともとアジア3次予選程度で得失点差が問題とな…

そろそろ危なくなってきた韓国と中国

日本では韓流ブームがマスコミを賑わし、それに応ずるように嫌韓のデモが生じたりしている。 経済面で言えば、サムソン(三星)やヒュンダイ(現代)の輸出がクローズアップされ、サムソンの利益は日本の電機メーカー全ての利益よりも大きいなどと言われたの…

脳疾患としての精神病

精神病と言っても範囲は多種多様にわたる。 私個人としては、精神病は脳疾患というか脳の一部の機能異常が原因ではないかと思うのだが、後天的なそれが主にストレス等によりもたらされるのというのがなかなか事態を難しくしている。 本人も周囲も容易に病気…

たばこ増税と目的

極論を言えば、たばこを吸う権利と国民の健康維持のバランスをどこで均衡させるのかという問題。 税収を伸ばすという論議は二の次であるべきだ。 財務省としては自らの仕事を全うするという意味で、政府としてはとりあえず批判のなるべく少ないところから取…

自由と孤独

人は自由を求め、民主主義は自由を認める。 自由は責任を伴うが、それが強調されることは少ない。学校においても社会においても原則的に自由が許容れているものの、現実には自分が思うとおりに振る舞えるわけではない。そこには規範が存在し、実質的に規範の…

金は別物だろうか

最近、日本では金価格の高騰もあって貴金属を売る人が多いらしい。 同じレベルの話ではないが、欧州の銀行はドルを得るために金の売却を進めている。 IMFも先日、世界経済は危機的状況を迎えていると指摘した。 欧州の金融機関の破綻の連鎖を防ぐためには、…

資源権益と軍事力

円高メリットを生かそうと、海外の資源採掘権や企業買収の話が多く持ち上がっている。 確かに、円高はこれらを買収するには大変な追い風である。 1ドル120円だった時期から考えれば、2/3の費用で買収できるのだ(もっとも資源価格も上昇しているので、資源権…

サムソンがアップルに徹底抗戦するわけ

まずはスティーブジョブズに哀悼の意を表したい。 私は結局アップル製品を使う機会はなかったが、それでも常に意識せざるを得ない存在であった。さて、先日よりアップル社によるサムソンへの商標権侵害の訴えは、サムソン側からの和解の申し出を拒否して火が…