Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

守られたいという感情が悪用されて欲しくない

福島原発事故の収拾は未だ明確にはなっていないものの、あまりマスコミが取り上げなくなったと言うことは着実に冷温停止に近づいているという状況ではないかと思う。関係諸氏の努力には頭が下がるし、感謝の念に堪えない。ところで、福島原発事故による人的…

今後の報道姿勢で韓国への遠慮が透けて見える

先日のサッカーACL準決勝で、韓国の全北現代チームのサポーターが「日本の大震災をお祝います」という垂れ幕を掲示した。セレッソ大阪による即座の抗議を受けて垂れ幕は前半途中で撤去され、過日全北現代チームは公式ホームページで謝罪するに至った(http:/…

円高は是か非か

欧州の金融危機は、日米欧の中央銀行が通貨スワップを利用して無制限のドルを銀行に供給するということで、一時的に不安感が弱まった。加えて、ドイツとフランスがギリシャをデフォルトさせない(ユーロから離脱させない)と宣言したことも、その信憑性はと…

東電のリストラは必要か?

東電に関する経営・財務調査委員会は、東電グループで社員の14%におよぶ7400人のリストラを要求する報告書をまとめたと報道されている。 別の意見とは東電を破綻処理させるという意見も未だ根強くある。しかし、あくまで個人的な意見として言わせて貰えば、…

得てして事実は希望や立場により歪められる

人生は一瞬一瞬の決断の積み重ねである。 私達は、小さなものから大きなものまで、至る所で様々な重要度の決断を繰り返している。 それは、昼食に何を食べるかから、いつプロポーズをするかまで多岐に及ぶ。 私達は、常に最善の決断を行いたいと希望している…

官僚不信と政治不信

私は個人的には増税反対派であるが、だからといって財務省が諸悪の根源のように言うメディアに対しては少々疑問を持っている。日本は、欧米に比べて市中に存在するお金の量が少ない。単純にお金を多くばらまいている国の通貨価値は下がる。だから円高が継続…

別れは人を育てるか?

最近の人は恋愛に臆病になったと言われている。 家の縛りから解き放たれた若者達は、本来であればもっと自由に恋愛を繰り返して良いはずなのに。 それは、恋愛よりも楽で快適な遊びを覚えたから? あるいは、自らが傷つくことを過度に恐れるようになったから…

デジタルの進歩がもたらすアナログの復権

コンピュータを中心とするデジタルの進歩は、人々の予想を超えるレベルで進んできた。 インターネットは、今や情報発信の最も大きな媒体の一つでもある。それは、アナログよりも手軽に入手でき、アナログよりも加工が容易で、アナログよりも保存に苦労しない…

不幸論

人類の思想的進歩は、不幸によりもたらされたと言えば、言い過ぎだろうか? 神は、不幸が生み出した存在であり、人々の争いは一部の不幸から導き出されることもある。世の中の多くの人に聞けば、おそらく自らを不幸だと思っている人は多い。 もちろん、建前…

子供が純真無垢なのが幻想であるように。。。

子供は純真無垢な存在であり、そのままのびのびと成長させることがもっと正しいなどというファンタジー的な言論は各所で見られる。 もちろん生まれたばかりの子供は可愛いし、無垢が故に悪さも許せてしまう。しかし、社会生活とは一定の規律の中に存在し、そ…

学歴の意味

そういえば、最近はあまり学歴社会という言葉を頻繁には聞かなくなったような気がする。 マスコミにも学歴社会という言葉はあまり登場しない。 では、かつてその言葉が使われていた頃と比べて社会は大きく変わったのかと言えば、それほど変わったとも感じら…

やめたければ、無意識に訴える

今週のお題「やめたいけど、やめられないこと」昨日の日記で100エントリを達成したこともあって、お題に初めて答えてみる。 ただ私は現在やめたいと願っているものは特にない。 だから、本当のところを言えば正確には答える権利がない。しかし、世の中ではや…

メガソーラーって本当に良いの?

ソフトバンクの孫社長が推進を表明して一気に脚光を浴びた。 基本的に発電コストが高いことは知られている。太陽光パネルによる発電コストは火力発電などと比べても数倍高い。 また、太陽光パネルは製造に必要な電気量もかなり大きい。 そのことを持って、太…

心の愛と身体の愛

心の愛をプラトニック(Platonic love)と言い、身体の愛を単純に愛(Love)と呼べば、心の愛は愛という大きな概念に含まれる一要素である。もちろん、愛は心の愛と身体の愛により構成される。本来的な愛はこの両者が相まみえてこそのものではあるのだが、身…

夢が叶うという夢

人々は夢を持ち続けることを望む。 夢など何もないと言いながら、淡い期待を抱き続ける。 その淡い期待も結局のところ夢の残骸ではないだろうか?夢と対比する概念で現実がある。 夢ばかり見ていないで現実を見なさいと、厳しい叱咤が響く。 しかし、夢は叶…

告白の方法

メールでの告白はあり?なし?という質問項目を見かけた。行為のみを考えれば、メールで行おうが、他の方法で行おうが問題はない。 でも、告白という事実を相手に伝える方法とすれば、真意を伝えきれない。だって、「○○がありました。。」なんて連絡事項を伝…

宗教と国民性

西洋と東洋の国民性の違いだけでなく、東アジアにおいても日本と韓国・中国の国民性は大きく異なる。 なぜ国民性が大きく異なるのかは、その気候・環境・歴史的経緯などによるところも大きいのだろうが、最も大きな影響を与えているのは宗教的な考え方ではな…

児童ポルノ問題に関する個人的な意見

まず、私は個人として児童ポルノに興味がないので、その蔓延がどの程度かは正直把握していない。とは言え、健全な中年である私も性的な興味が枯渇してしまったわけではない。さて、小児性愛(ペドフィリア)という特異な性癖は、歴史的にも非常に古くから存…

ファッション化する技術

スティーブジョブズの引退は、アップルという一つの時代の終わりを告げるようなセンセーショナルなニュースであった。しかし、技術の最先端を走ってきたようなイメージの強いアップルではあったが、現実は必ずしも最先端技術のあくなき追求が今の成功に導い…

以心伝心とマンネリズム

目で合図する。 あるいは、空気を読む。 阿吽の呼吸。以心伝心を語る言葉はいろいろと存在する。 それは、言葉にしなくても理解できるということ。 わざわざ説明しなくとも気持ちが通じるとすれば、それは素晴らしいことのように思える。 でも、ホントにそう…

WBCとTPPの類似性

私は、少し前に前菅総理はあっさりと辞めるのではなく、脱原発ではなくてTPP解散をするのではないかと疑っていた。結果的にはそれは無かったわけではあるが、今後TPPの問題は様々な場面で議論されることになる。 早速、9/12の経団連会長との会談で野田総理も…

できちゃった婚を考える

今では、できちゃった婚は決して珍しいものではない。 芸能界でもよく見かけるし、知り合いの中でもよく聞く。 知り合いの場合で言えば、いつかは結婚するだろうという二人だったので、結果的にそれが結婚を後押ししたのではないかと予想するが、きっかけと…

過去が縛るもの

過去の行いが人の将来を左右することは、様々なケースで想定できる。もちろん、ワイドショーあるいはドラマ的なイメージがわかりやすい。それ故、「過去を清算する」などと言う言葉が様々な場面で用いられる。要するに人生をリセットしようという決心を下す…

感情と理性

男女の喧嘩は感情と理性のぶつかり合いで語られることも多い。 男性が論理で女性が感情論というのがステレオタイプなパターンであるが、必ずしもそればかりではない。近頃は感情的な男性も数多く見かけるし、同様に理性的な女性もいる。ステレオタイプが通用…

政治家をタレント化するな

政治が国民目線から外れている。 あるいは、政治家は国民にわかりやすい言葉で語りかけていない。 政治と生活が乖離している。いろいろな言葉が飛び交ってきて、最近では様々な政治家がTVに出演するようになった。政治家が、多くの人の見るメディアに登場す…

G8は輝きを失った。G20は目的を失っている

現在は国連以外の主要国の集まりとしてはG8(あるいはG7)とG20がある。 先日のG7では、欧州発の金融危機に対して結局何も有効な手を打つことができなかった。 日本の円高抑制提案は、議論してもらうことすらなかったのはご愛嬌である。 ・・・なぜなら、実…

正義の必要性と怖さ

正義は勝つ。。。とヒーロー漫画ならそうなるわけなんだろうが、現実は正義が勝ったからと言って必ずしも世界が良くなるとは限らない。 一方で、心情としてはそこまで言ってしまえば身も蓋もない。世の中で、多くの人が社会にはびこる不条理に心を痛め、十分…

甘えという傲慢さ

鉢呂吉雄経済産業大臣が、就任9日目での辞任と相成った。 松本復興大臣の辞任も確か9日目であったと思うが、言葉の軽さがもの悲しい。個人的感想で言わせて貰えば、「死の街」発言は経済産業大臣として一定の覚悟を持って発言したのであれば、必ずしも辞任に…

モテる条件

そりゃ、容姿が良いに越したことはない。 頭もよけりゃ、悪くはないだろう。 金持ってりゃ、それも尚良し。って、外面的な部分はそうなんだろうが、それだけじゃつまらない。学生時代は、面白いヤツがウケていた。もちろん、それがモテるのと同じではないが…

中庸

人生を語るほどの何かを掴んでいるわけでもないが、生きていく上で常に考えることがある。それは「中庸」である。 wiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%BA%B8言葉としてよく用いられるものではあるが、意外と単純にバランスを取ることが「中庸…