Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

高齢就労

日本の生産年齢人口の減少はかなりの速度で進行している(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/dl/07.pdf)。これが移民問題を動意づける最大の要因であるが、他方で異文化の摩擦を懸念して移民受け入れに踏み切れない世論も…

賢者は足らずを知る

頭の悪い人ほど自己評価が高いのはなぜか(http://president.jp/articles/-/8654) 「頭の悪い」と評価するのはどうかと思う気持ちを抱いてしまうせいもあってか、頭の良い(高学歴)の人でも自己評価の高い人はいくらでもいるだろうし、統計的に背伸びをした…

多文化共生

特に思いめぐらせることなく素直に考えれば、多様な文化が仲良く共生できる社会が素晴らしいのは言うまでもないのだが、同時にここで用いる「共生」とはいったい何なのかという疑問も感じてしまう。字面を額面通り受け取れば「共に生きる」ことであるが、生…

与えうる人

飢餓状態が人の寿命を延ばすという話を最近よく耳にする(http://www.jbsoc.or.jp/old/event/magazine/pdf/82-05-04.pdf)。現実には生命に危険があるような飢餓を想定している話ではなく、過剰なカロリー摂取を控える方が寿命が延びるということが種々の実験…

マスコミとヘイトスピーチ

在日韓国人や朝鮮人に対するヘイトスピーチを規制すべきという声が高まりつつある。原則として、私も人種や属性をのみを理由にしたヘイト行動を支持はしないことを表明しておく。在特会を良い団体などとは思わないし、彼らの行動を是とするつもりは全くない…

ルーブル危機再来

既に数多くのメディアが取り上げているが、ロシアのルーブルが大きく下落を始めたこともあり、ロシア中央銀行は政策金利を10.5%から17%まで一気に引き上げた(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141216/k10014003941000.html)。通貨の大幅な下落は、国内企業…

次世代の党の敗北が意味すること

自民党と公明党が連続で圧勝した衆議院選挙ではあるが、その陰で次世代の党(旧たちあがれ日本〜太陽の党〜維新の党〜:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%85%9A)が壊滅的に議席を減らした件を無視することはできない…

正義の味方症候群

もう既に何度も繰り返し書いていることではあるが、現在の新聞社が陥っている最大の間違いは感情を記事という形の道具にしていることである。TVについても報道番組なのかバラエティーなのかもわからない曖昧なジャンル(ワイドショーの亜流を含めて)を利用し…

政策第三局

今行われている衆議院選挙が、消費税増税を巡る財務省と官邸の争いに端を発したものかは別としても、ここ10年以上話題とされているのが「脱官僚政治」と呼ばれるものである。政治(立法)と官僚組織(行政)は三権の一翼をそれぞれ担う存在であるが、行政のトッ…

都心回帰のその先

ここにきて大学の都心回帰が活発化している(http://www.sankei.com/life/news/141202/lif1412020001-n1.html)。原因の一つは間違いなく少子化にある。大学は選ぶ側から選ばれる側へと大きく変化してしまった。大学の知名度やブランド力により、地方都市であ…

浮動票は民主党には戻らない

今回の衆議院選挙において、YAHOOの分析によれば投票率が高まった方が自民党などの政府与党が議席数を増やすというものがあるようだ(http://docs.yahoo.co.jp/info/bigdata/election/2014/02/)。その精度や真偽のほどはなんとも言い難いが、個人的感想では共…

G型L型

少し前ではあるが、経営コンサルタント冨山和彦氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A8%E5%B1%B1%E5%92%8C%E5%BD%A6)が文部科学省の有識者会議で提示したG型大学L型大学の考え方(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/061/gijiroku/__ic…

保守ブーム

時代を背景にして、様々な思想が社会の中で流行り廃れていく。現時点では言えば、どちらかと言えば保守的な思想がブームになっていると言って良い。その理由は永らく続いたマスコミ主導のリベラリズムが言い続けてきた都合の良い虚構が広まってきたことであ…

後妻業

別に最近急に世の中が暗くなったわけでは無いし、これからの見立てもそれほど悲観すべき状態にあるとは思わないが、よからぬニュースが続くと気分も滅入りそうになる。 昔から保険金殺人と言うものは幾度も報道されてきたし、嫌な話ではあるが人間社会の持つ…