Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

やせ我慢

我慢はストレスを生むから健康のことを考えればしない方が良いという考え方もあるだろう。ましてや必要な我慢ではない我慢をやせ我慢と呼ぶのなら、それは無駄な努力を意味することになる。 しかし、このやせ我慢は客観的な無益さとは別に主観的には非常に大…

車内センサの充実

京都で痛ましい事故が立て続けに発生した。まずは、被害に遭われた方々のご冥福をお祈りしたい。 最初の事故を受けて、てんかんに対する世の中の目は間違いなく厳しくなるであろう。事故の状況については今後の事故調査によりある程度は明らかにされるであろ…

韓国国債購入、負い目か錯乱か

安住財務大臣が、どうも韓国の国債を買うなどと訳のわからない発言をしている模様である。しかも、ウォン建てだと報道されている。一体誰が主導してそんな損しかあり得ないような行動に出るのかがわからない。 元々、民主党の政策には意味がわからないものが…

マスコミの薄皮リテラシー

マスコミが、霞ヶ関の情報をほとんど無意に垂れ流していることについては多くの国民は既に理解している。その上で、失政については政治家や霞ヶ関のせいにして自らは無事なポジションを確保している。多くのマスコミが速報性を重視するあまり、ほとんど内容…

囚人のジレンマ

自らの幸せを追い求めることが、結果的に自らの幸せを遠ざけてしまう。よく知られていることではあるものの、その微妙な関係には囚人のジレンマのような切なさを考えさせられてしまう。囚人のジレンマとは、コンピュータを開発したFノイマンなどが数学理論と…

猫ひろし騒動

芸人の猫ひろしがカンボジアのオリンピック代表になったことから騒動が広がっている。カンボジアオリンピック協会は猫を代表と決定したが、国際陸連は単純な帰化によるエントリを認めない方針だとも噂されているし、ライバルであるカンボジア人が猫のタイム…

何をではなく何時するか

私達は、いつも自分が何を為すべきかを考え悩む。何を買うべきかを悩み、何処に進学するかを思い、何を職業とすべきかを考え、誰を伴侶にするかを苦悩する。 「何を」と言う思考においては「何時」という判断は無視はされないものの軽視されがちだ。「何を」…

消費税と課税制限

私の意見は、現時点での期限を決めた消費税増税には反対であることは何度も書いてきた。 しかし、マスコミは絶対に消費税を上げたような動きである。あるいは、経団連も同じ穴の狢であろう。そこで少し考えてみて一つ良い方法を思いついた。 現在、消費税の…

老いと夢

夢を見るのは若者の特権のように言われる事も多いが、現実には人間は一生夢を見続ける。もちろん老いて後もそれを人に語るかどうかは知れないが、心中には何らかの夢を抱いている。ただ、それを放言しないだけの分別は年齢と共に重ねているのが普通であろう…

CCSは危険か

CCSとは二酸化炭素貯留の略であり、元鳩山総理が国際公約した排出炭酸ガス削減の方法の一つである(wiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%82%AD%E7%B4%A0%E5%9B%9E%E5%8F%8E%E8%B2%AF%E7%95%99)。具体的には、大きな工場で出…

時代遅れのマスコミ意識

石原発言を受けて、朝日や毎日新聞などリベラル系(というよりはむしろ左派系)の新聞はこぞって、中国を刺激するとの内容を書き記した。どうも彼らにとっては中国を刺激することはタブーらしい。おそらく韓国や北朝鮮に対しても同じような態度を取るであろ…

心機一転の覚悟

春は様々なところで新しい生活が始まるが、その初々しさは微笑ましくもあり危なっかしくもある。まだまだ馴染まないおニューのスーツが、彼らの新たな時間を周囲に対してこれでもかと主張する。ほんの数ヶ月も経てばその目新しさは消えてしまう訳だが、だか…

IMFへの拠出

安住財務大臣がIMFで600億ドルの拠出を表明した(毎日jp:http://mainichi.jp/select/news/20120417k0000e020224000c.html、Bloomberg:http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2LPLA6K50Y401.html)。しかし、今回のIMFへの資金拠出は日本にとって本当にメリ…

尖閣買収発言を考える

単純に考えて、尖閣諸島を東京都が買うとしてもそのことはギリギリまで秘匿する方が望ましいのは誰にでもわかる。東京都が買い取る場合には都議会の承認が必要であり、どちらにしてもいつかの時点でそれが表に出るのはその通りだが、下手な横やりを入れたく…

皮相な愛情の流行

DQNネーム(キラキラネーム)の話題は毎年の恒例行事のように登場するが、事の真相は不明ながらもDQNネームの子供の大学進学率が低いという記事をちらっと見かけた。先日もタトゥーについてもエントリを上げたが、そこで家族に対する愛情表現としてのタトゥ…

バカを貫け

バカというニュアンスの関東と関西の違いについては様々なところで言われており、関西ではアホの方が近いイメージあろうが、ここではバカで統一して書いてみたい。 「バカ正直」という言葉があるように、バカのイメージの中にはデメリットを考えずに愚直に進…

つじつま合わせ

ここにきて、地震被害想定が大きく改められつつある。南海沖など3地震連動時の津波の想定高さは倍以上に引き上げられそうである。ニュースではこれらの変更に自治体の対応は右往左往しているらしい。まあ考えてみれば当たり前の話で、いきなり想定値が倍にな…

隠喩不毛社会

先日もJ-POPの歌詞が同じパターンの使い回しであるという記事について書いたが、そこで感じたことは比喩の種類が直喩に偏り始めているのかも知れないと言うものであった。文学の世界でそれが廃るというところまで来ているわけではないだろうが、少なくとも一…

自爆クリンチ

サーチナ情報なのでどこまで本当かはちょっと割引して考えるべきであろうが、こんな話が報道されていた。「日本が竹島の主権を主張すれば、未来の日韓関係は白紙に=韓国」(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0407&f=politics_0407_004.shtml…

5月21日の金環食

さて、今年の5月21日の早朝に日本全国で日食が観測できるが、一部の都市では金環食を見ることが出来る(国立天文台:http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/about.html)。皆既日食が日本の本州で観測できるのは2035年であるが、金環食は2030年…

利己的因子は生き延びる?

自分勝手な人は何処の社会にも存在する。勝手さが度を超せばグループから無視されるなどのいわゆる「痛い目」に遭わされることもあるだろうが、グループの結束が弱かったり少人数だったりすれば、その勝手さは押しの強さとして通用する。ただ、皆が自分勝手…

第一印象

第一印象が非常に重要だとは良く言われる話であろう。 面接時などは印象ポイントが大きなウエイトを占めるだろうし、コミュニケーション能力としても自らの印象をコーディネートできることは重要だ。一度与えてしまった悪い印象はそれをぬぐい去るに多くの時…

鋭敏化

韓国の貿易依存度が97%に達したそうである。貿易依存度とはGDP(国内総生産)に占める貿易額の割合を示す。この場合の貿易額は輸出入の両者を加えるので数字の上では100%を越えることもあり得る訳だが、これだけ高い貿易依存度の国は多くない。 例えば欧州で…

小沢切れども鳩山切れず

鳩山元総理が、官邸の意向に反してイランへの外交に向かうらしい。正直、彼に外交センスがあると考えている国民は、人語を解する鳩を探すよりも難しいだろうと思うのだが、民主党はそこまで進行に考えていないような振る舞いを見せている。鳩山元総理は特に…

J-POPの歌詞が貧弱との噂

2ちゃんねる内の書き込みで恐縮だが、、、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翼広げ過ぎ 瞳閉じすぎ 君の名を呼び過ぎ 会いたくて会えなさ過ぎ 前髪切りすぎ 私弱すぎ 桜舞いすぎ 母親感謝されすぎ 季節めぐりすぎ 君のこと考えすぎ もう一人じゃなさすぎ …

蝉と毛虫

少年時代を考えた時、おそらく多くの人と異なるだろうが桜の思い出は入学卒業でも花見でもない。私にとって桜の木の印象は夏真っ盛りであった。 毎年盛夏になれば私は虫取り網と虫かごを身につけて、桜の多い山の上にある公園を駆け回っていたのである。そう…

ミスユニバース審査が腑に落ちない

カナダで話題となっている性同一性障害から性転換をしたジェナ・タラコバ(Jenna Talackova)さんの問題を扱おうかとも考えたが、それ以前にミスユニバースに全く共感できない自分がいたので書いてみたい。 もっとも、男女平等を叫んで女性のみのコンテスト…

情報のコモディティ化

手軽さ、コンビニエンスさはネットを用いる一番重要なメリットであるが、それが進めば進むほどものの価値が低下していく。正確に言えばものの価値そのものは変わらないのだが、ものを評価する私達自身の感覚が摩耗し、価値を容易に見出しにくくなる。商品に…

決めつけ

「決めつけ」という言葉にはどちらかと言えばネガティブなイメージがついて回るが、それは決めつけた内容が実は間違っていたという事例が多いことを私たちが感じているから、あるいは間違っていたケースのみが記憶に残るからではないかと感じている。 現実社…

精神癒着

ジャーナリズムを標榜するマスコミは、その成立からして民主主義国家においては権力と対立する姿勢を有するのが普通である。もちろん対立するとは言っても平和な時代においては根本的なレジスタンスではなく、政治の腐敗や権力の乱用をチェックしたり、ある…