Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

情愛論

不倫と幼さ

近頃、芸能人たちの不倫報道が華々しい。かつては芸人は別世界の人間として、芸の肥やしになると許容する時代もあっただろうが、現代社会においては私が思うに過剰な厳格さを義務付けている様な気がする。もちろんこれは不倫を推奨しているわけではない。ま…

感情の由来

理性と感情。二項対立的に取り扱われる二つではあるが、私はどちらも人間が考えるという意味においては近しいものだと考えている。感情は本能から発せられるものではない。もちろん、脳機能上の障害等により抑えきれない感情の発露に困惑しなければならない…

恋愛幻想

恋愛結婚と見合い結婚の良し悪しが比較する形で議論に上ることが良くある。単純に考えるほどには恋愛結婚が良いとは限らないのは、恋愛結婚全盛期の現代における離婚率の高さを考えてもおかしな話ではない。もちろん離婚の全てが恋愛結婚の末路ではないし、…

自己排除の思考

結婚に踏み切れない人が増えていることが日本における人口減少の最大の要因であるが、その理由としてネットやメディアでは様々な要因が挙げられている。例えば、年収が低い、結婚生活に希望が持てない、異性との交流に対する煩わしさ、、、etc.。 いずれの理…

与えうる人

飢餓状態が人の寿命を延ばすという話を最近よく耳にする(http://www.jbsoc.or.jp/old/event/magazine/pdf/82-05-04.pdf)。現実には生命に危険があるような飢餓を想定している話ではなく、過剰なカロリー摂取を控える方が寿命が延びるということが種々の実験…

後妻業

別に最近急に世の中が暗くなったわけでは無いし、これからの見立てもそれほど悲観すべき状態にあるとは思わないが、よからぬニュースが続くと気分も滅入りそうになる。 昔から保険金殺人と言うものは幾度も報道されてきたし、嫌な話ではあるが人間社会の持つ…

恋愛と自由

「自由恋愛(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%81%8B%E6%84%9B%E4%B8%BB%E7%BE%A9)」という言葉があるが、現在の日本では何らかの背景がない限り恋愛は自由であることになっている。もっとも、この言葉には恋愛の自由が保障されるという意…

離婚考

少々旧聞になってしまうが、こんな話があった。専業主婦は、とっても危険な選択肢 3組に1組が離婚する時代をどう生きるか?(http://money.jp.msn.com/news/toyokeizai-online/%E5%B0%82%E6%A5%AD%E4%B8%BB%E5%A9%A6%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%A8%E3%81%A3%…

サッカー日本代表と恋愛総取り狙い

残念ながらサッカー日本代表のワールドカップは潰えてしまった。これが実力とも言えるし、逆に言えば実力を発揮しないままに終わったとも言える。今回の日本代表が目指したのは、自分たちの良さを最大限押し出すサッカーである。このことについては、選手も…

知らぬが仏?

現在の伴侶の過去が全く気にならないと断言できる人は少ないだろうが、過去に囚われる方が不幸を呼び寄せやすいことも知られている。現実問題として、私も過去に執着することにはメリットを全く感じない。恋愛・夫婦関係に限らず一般的には過去よりも未来に…

義務を放棄する人々

結婚しない・結婚願望がない理由は、「面倒」「出会いがない」(http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20140205/172841/) 上記リンクにあるような婚姻の話とは関係ないかもしれないが、給食費の不払いや国民年金保険料の未納問題などは社会のルールを守…

不倫と文化

俳優の石田純一(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%94%B0%E7%B4%94%E4%B8%80)が川島なお美(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%B3%B6%E3%81%AA%E3%81%8A%E7%BE%8E)から聞いた話として「文化や芸術といったものが不倫から生まれることもある…

恋愛体質

「恋愛体質」という言葉が用いられることがあるが、多くの人が既に気づいているであろうとおりこの言葉は基本的に自己弁護としての言い訳に過ぎない。用いられる言葉の裏には二つの意味での恋愛依存症が垣間見える。一つには恋愛に対する精神的な依存であり…

忘却と認識

時間が人の消してしまいたい記憶を融解させ、あるいは徐々に埃の中に覆い隠してしまうことは一定根の年齢に達したものなら少しは知っている。若い頃には年齢を重ねた人より体感的な時間の経過が遅く、理性的には時間が解決することはわかっていても受ける感…

多くの人と付き合うのは罪悪?

処女信仰というのは現代においても一部根強く生き残っている現象だと思うが、生物学的には全くそれ自体に大きな意味はない。私たちは理想の相手に上手く出会う確率を適切に算出することなどできやしないが、時間をかけても見付けるのだという強い意思を持っ…

非結婚時代

そもそも「結婚したくない」人たちが急速に増加中!(http://npn.co.jp/article/detail/05351207/) 日本の少子高齢化の主因が、結婚しない(できない)人の増加に起因していることについては以前にも何度か書いた。これまでの社会は、それでも結婚していない…

セックスするから成功する?

こんな調査報告が一部で話題となっている。 セックスが多ければ、より多くのお金を得る(http://www.marketwatch.com/story/have-more-sex-make-more-money-2013-08-17)日本語紹介:(http://www.everythingislearning.com/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/mor…

恋愛精神年齢

三鷹市ストーカー殺人事件(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00255745.html)と言う名前が定着しつつあるようだ。テレビは連日報道を繰り返し、メディアに接していれば知らない人は稀であろう。事件が衝動的でありそして結果の悲惨さもあ…

女であるのか、になるのか

性別上の女性は一部の特別なケースを除き生れた時既に決定しているが、性格的なそれは一定の時間を経過しないと判らない。例えば、関係者の努力やメディアによる広報などもあり、近年性同一性障害に対して社会はある程度寛容になったように思う。それでも、…

憧れ

人は他者に憧れを抱くことがあるが、この感情は恋愛とは似ているようでやや異なる。異性のみならず同性にもそれを感じるし、ほんの僅かな齟齬でさえ少し間違えば決定的な乖離を招くように、憧れは反発と紙一重と言う面もある。それはおそらく「憧れ」の対象…

信じたい

「信用」という言葉がある。ビジネスにおいても良く使われるし、国家においても利用される言葉だ。もちろん個人の間においても、あるいはグループにおいてもありとあらゆるところで用いられる。しかも単なる約束事からプライベートな情報のやり取りまで、こ…

友人のフリ

人間同士の関係性が希薄になれば、元来自然に出来上がるはずの友人関係すらが人工的なものになりがちだ。人間の行動は、通常時には自分が有利になるような選択をするのが原則である。もちろん、熟考の上で自分が不利になる選択をする場合もあろうし、衝動的…

貧しい恋愛環境が日本を滅ぼす

いつもの事ながら最初に断っておくが、私はストーカー行為を擁護したいとも思わない。ただ、ストーカーにしても相手との適切なコミュニケーションがあれば、ストーカー事件としては扱われないケースも多数存在する。そもそも、どこまで行えばストーカーに該…

略奪

あまり穏便な話ではないが、他人のもの(あるいは相手)に手を出して奪い取る行為は略奪と呼ばれる。これは物品や地位だけでなく恋愛でも様々な場所で実際に行われており、有名人のそれが発覚すればそれだけで大きなゴシップニュースになる。略奪が実際に行…

恋愛と年齢差

少し前に高齢の芸能人と若い女性の結婚がいくつかニュースを賑わせていたが、このような典型的な事例を取り上げるまでもなく人を評価する上で年齢の持つ意味がどんどんと低下している感じがしている(容姿と精神のエイジレス化:http://d.hatena.ne.jp/job_jo…

恋愛貧困社会

少し前にちょっと寂しいというか悲しいニュースを見かけた。 <ストーカー:男が交際を求め手紙 容疑で逮捕(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121125-00000056-mailo-l12)> ストーカーは卑劣で愚かしい行動だ断ずるべきだとは思うが、ラブレターを渡…

意外性と秘密の関係

彼女や彼氏の意外な面を見たことが恋愛感情のスタートとなることも決して少なくない。それは漫画やドラマの中だけでなく、現実の場面でも衝撃度こそは違えども多々あることである。もちろん、その一瞬で恋に落ちるというケースは必ずしも多くないかもしれな…

結婚バブル崩壊

結婚に「平均」を求めるオンナたち(http://news.mynavi.jp/column/average/001/index.html) 結婚に夢と希望を描く人は昔も今も少なくない。もちろん、その現実が情報として氾濫する現在では、夢と現実が入り交じり複雑な感情となって世の中の人を覆い尽く…

「好き」の効用

いつも感じることではあるが、「好きこそものの上手なれ」と言う言葉は間違いない真理だと強く思う。別に、好きだから常に能力が高いと短絡的に結びつけるものではないのだが、それでも「好き」でいることは十分条件ではないものの必要条件である。嫌いでも…

幸福反応

お金がイコール幸せでないと感じる人は多い。しかし、お金がある方が幸せではないかと思う人も同時に多いように思える。それは、「お金がない=不幸」というステレオタイプの価値判断の対偶として与えられる考え方である。 ありきたりの答えかもしれないが、…