Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

矛盾が戦争を引き起こす

日本人で、今の日本が戦争を引き起こそうとしていると本気で思っている人はごく一部であろう。日本人は平和を愛しており、実際に平和の元での繁栄を享受している。戦争を引き起こす行為は、この利益を自ら放棄することであるから普通に考えれば日本が戦争を…

マヤ終末論と日本おしまい論

ネット上では、少し前よりこんなコピペが出回っている。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■マスゴミ様のありがたいお言葉 円高⇒ 輸出企業壊滅で、日本経済はおしまいです。 円安⇒ 原材料高騰で日本経済はおしまいです。 株価下落⇒ 日本経済はおしまいです…

ブランド力と敬意

ブランド(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89)という言葉は元々は他者との区別を付けるサイン(焼き印)を示しており識別子自体には大きな価値はない。それは現代においては商標という形で受け継がれ、工業所有権の一部と…

自由と倫理の両立

現代社会において自由は公共の福祉を侵さない範囲において建前上保証されている。公共の福祉を規定するのは、法治国家においては法律がその中心を占めているが、法律以外の慣習やコモンローなども緩やかながらその役割を果たす。 それ故に、私達は法律は当然…

転機

誰にも人生の転機は何度か訪れるものだと思う。目の前にやってきた転機に気づかず逃してしまう人も、あるいは一歩を踏み出すことを畏れて立ちすくんでしまう人もいるからこそ、人生の転機は重大な岐路としての意味を持つ。 ただしそこにおいて最も重要なこと…

クリスマス休暇

1年半あまり続けてきたこの日記の連続更新がついに潰えることとなってしまった。別にそれに全てをかけてきた訳ではないものの、モチベーションの一つを構成していただけにちょっと残念な気持ちはある。私の場合、日記の種は既にたくさん用意しており常に50く…

お人好し

「人が良い」ことと「良い人」であることは必ずしも一致しないが、似た雰囲気で語られることも多い。現実には抜け目がなくとも「良い人」ではいられるが、「人が良い」とは評価されにくい。「人が良い」とは自らのメリットを顧みずにバカ正直すぎたり、ある…

認めたくない人たち

マスコミの安倍バッシングは予想されていたことであり、現時点で驚くに値するものでは無いし、今後もっと露骨なものが出てくるであろうことも想像に難くない。もちろん、それはポリシーとして自民党や安倍氏を認められないが故の行為である。かつ、TV局員な…

善意と弱者保護

心に余裕があるうちは善意を信じることができるが、余裕が無くなれば善意はその姿を巧妙に変えてしまう。医は仁術か算術かは、日本が民主国家になる随分昔から常に問い続けられてきた問題だ。人の命というお金には換えがたいものを守る存在として、現在にお…

日本は李明博を温かく迎えよう

日本の衆議院選挙は終了したが、韓国の大統領選挙は12月19日に投票を迎える。中国の政治局員交代から始まった東アジア政治勢力の動きは、韓国のそれを持って終了する。現在は与党セヌリ党の朴槿恵と野党統一候補となる民主党の文在寅による一騎打ちとなって…

悟空に支配された国

「オラ、悟空!」は鳥山明氏の大ヒット漫画であるドラゴンボールの主人公の台詞であるが、韓国だけでなく日本のメディアですら現状を右傾化と呼んだりしている(http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1700M_X11C12A2EB2000/)。韓国メディアは日本が極右に…

二大政党制の夢の跡

衆議院選挙の結果は自民党が単独過半数を獲得するだけでなく、自公連立政権で定数の2/3である320議席を超えることとなった。自民党が大きく勝つことは事前に予測されていた通りであり、マスコミなどの公平を保つポーズを用いながらのアナウンス効果(特にア…

中国の侵略行動を問題にする

中国による尖閣まわりのちょっかいがどんどんと強まっている。日本としては現状効果的な手がいくつもあるのだが、経済界への配慮を受けてか基本的に受け身の姿勢である。アメリカが日本政府の自縄自縛を受けてフォローをしてくれているが、いつまでもアメリ…

黄巾の乱

黄巾の乱(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E5%B7%BE%E3%81%AE%E4%B9%B1)が中国史としても有名なのは三国志演義(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E6%BC%94%E7%BE%A9)を通じて何度も語られているからであろう。さて、現…

明確さ

「ぶれる」という言葉は、信念のなさを象徴する言葉となってしまった感じがあるが、だからと言ってぶれないというのが常によい訳ではない。同じ主張を続ける人の言葉の方が信用しやすいのは、その人自身を信用できるかどうかとは必ずしも限らず、その人の行…

趣味のできる国作り

文明が発達し人々が生きていくのがギリギリでなくなったことにより、生活の中で必須ではない「趣味」という存在を生み出した。もちろん、厳しい生活の折りにも密やかなそれは培われてきただろうが、私達は今趣味を謳歌できる時代に生きていることを感謝すべ…

ステマと違法の境界

タレントのほしのあき他多くの芸能人がワールドオークションというペニーオークション(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)サイトの宣伝を自分のブログで行ったことで、ネ…

いつまでもモラトリアムではいられない

衆議院選挙も近づいているが、マスコミを含めて各党の自民党非難のボルテージが上がってきた。まあこれは最初から予想されていたことだし、今更取り立てて騒ぐようなものではないだろうが、ただ泡沫政党のそれならいざしれず現与党の民主党のそれは、いただ…

公共工事の必要性

自民党や公明党が国土強靱化政策に基づき公共事業の復活を提言しているが、メディアや識者の多くはむしろ否定的な意見を持っているようである。公共事業などは時代遅れの産業であり、新しい産業を生み出さなければならないという声も少なくない。 同じ様な話…

クエ喰いねぇ

そろそろ忘年会シーズンである。今年は例年よりも寒いようだが、寒い冬ほど鍋が恋しくなるのは多くの人も感じるところだと思う。その鍋の中でも私がこれまで食べた中ではクエ鍋が最もおいしかった。 毎年年末になると親しい者と連れ合ってささやかな忘年会を…

面白い人生

できる事なら自分の人生は面白かったと言って死に至りたいものではあるが、面白い人生が幸福であるかどうかはよくわからない。 そもそも、人生を面白いと評価する主体が誰であるかによりその「面白い」の意味は大きく変わる。演じた漫才にコントや落語を見て…

恋愛貧困社会

少し前にちょっと寂しいというか悲しいニュースを見かけた。 <ストーカー:男が交際を求め手紙 容疑で逮捕(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121125-00000056-mailo-l12)> ストーカーは卑劣で愚かしい行動だ断ずるべきだとは思うが、ラブレターを渡…

CMの目的

私が覚えている子供の頃によく聞いたコマーシャルとしては、パルナス製菓(http://www.youtube.com/watch?v=YKw4T_10sfQ&noredirect=1)やグランシャトー(http://www.youtube.com/watch?v=8kJ5XDdmZk8)などが記憶にあるが、20年ほど前からはシリーズものの…

金持ちは幸福?

表題のような議論は昔からあらゆる所で持ち出され、金があるとむしろ不幸になるという意見や、それでも幸福には一定のお金が必要だという意見などが噴出し、最後にはケースバイケースで納得してしまうものであろう。 しかし、金持ちが幸せと同義ではないこと…

宣伝ゲームの果て

シャープのプラズマクラスター製品が、実際には宣伝されているような効果がなかったと再発防止命令を出された。 <プラズマクラスター掃除機、効果なし…消費者庁(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121128-OYT1T00555.htm)> そもそも、それを言い…

知識と度胸

実行力とは、知識がなければ無駄な足掻きであり、度胸がなければ臆病者の遠吠えに終わる。その両者が兼ね備えられて始めて大きな事を為し得る。一人一人がその両者を兼ね備えることが社会として最も良いようにも思えるが、逆にこの両者を有する者同士が主張…

文章と小説

今年は時間を作って小説を書こうと年初に抱負を掲げたまではよかったが、怠惰な私の性がその効率的な進行を妨げる。確かにショートショート(http://alternativissue.blog.fc2.com/blog-category-2.html)をいくつか練習として書き始めたし、以前より企画し…

全ては過程にある

小中学生の内ならばいざ知らず、大人になればなるほどに結果が求められるのはこの世の常である。口先では結果より過程という言葉も用いられるが、それは一定以上の結果を残した中での妥協に過ぎない。日本は欧米と比べるとどちらかと言えば再チャレンジに厳…