Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

性善説・性悪説

世の中には、人の本性について2つの考え方が並立して存在している。 それは、性善説と性悪説である。 前者は、人の存在はそもそも「善」であり、その善を伸ばすことにより社会をよりよくしていこうとするものである。 後者は、人の存在は基本的に「悪」であ…

改革と成長を混同するな

TPP推進論者は、改革により日本の成長を促すと言ったイメージを利用している面があるように見受けられる。 しかし、この点については私はかなり疑問を有している。 本来、改革とは不均衡な配分を見直すリバランスであって、成長とは関係ないものである。もち…

IMFのイタリア支援

IMFがイタリア支援として4000〜6000億ユーロ(約40〜60兆円)を検討しているなどの出所不明の報道(http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011112801000985.html)もあって世界の金融界が一息吐いた感じになっているが、実際のIMFに6000億ドルもの支援ができる能…

改革という甘いささやき

いつの時代も、改革が叫ばれる。 今も様々な分野で改革の必要性が訴えられる。 改革が必要か? それは確かに必要である。 旧態依然のシステムが社会の趨勢から取り残されれば、それは大きな流れをせき止める阻害因子として働いてしまう。 だから、社会は常に…

高齢者の愛

高齢化社会まっただ中にある日本にとっては、高齢者問題は社会の中心的議題の一つである。 実際、国民の金融資産の1/3以上は高齢者が保有していることから消費の動向も高齢者が握っているし、選挙における投票行動も高齢者の影響が随分高い。 その結果、…

大阪と独裁

大阪市長選と府知事選のダブル選挙が佳境に入ってきた。今週末が投票である。 東京でも、このニュースはTPP問題などと比べても圧倒的に視聴率が取れるらしい。それだけ関心が高いとも言えるし、見方を変えれば劇場型政治の典型だとも言える。 先日は、TVに…

疑似科学

疑似科学という言葉を知っている人も多いであろう。 しかし、これら疑似科学は否定されても否定されても姿形を変えながら生き続けている。 なぜ疑似科学は社会に生きる場所を見付けられるのか。 そして、人々はそれを信じてしまうのだろうか? 疑似科学wiki…

インフレしかないがインフレは嫌だ

欧州危機に歯止めがかかる気配はない。 イタリアの10年債の金利は再び危機水位の7%超えに達し、スペインも6.7%である。 ハンガリーが通貨の下落を受けてIMFへの(予防的)金融支援を打診する状況に至っている。 南欧諸国を救うべき、フランスでさえ国債金利…

体罰について

最初に極論を書いておくとすれば、私はどちらかと言えば体罰肯定論者だと思う。 もっとも、では自分の子供に体罰を加えたことがあるかと問われれば、「ない」。 軽く頭をはたく程度のものはあるが、恐怖を与えるほどのそれはしたことがない。 すなわち、体罰…

プロ野球と親父の権威

近年プロ野球の視聴率が減少著しいそうである。 一部には、そろそろ低迷も底に来たとの噂もあるものの、過去の栄光を知るもの達から考えると寂しい限りであることに変わりはない。 自分自身のことで考えても、生まれたとき既に阪神ファンであった私にしても…

愛と仕事の天秤

「仕事と私のどっちを選ぶの?」 これは、男性にとって最も困る質問である。 いや、古今男性だけではなく女性もそのような悩みを抱いているケースもあるだろう。 ありがちな答えは、「どちらも大切」だとか、「選ぶことなどできない」というある種優柔不断に…

単独為替介入の罪

政府は、先月末に約7〜10兆円規模の為替介入を行ったと言われている。 介入のおかげで、1ドル75円台前半だったドル円為替は、1ドル79円前後まで安くなった。 この時、安住財務大臣は円高傾向が続くことについて「我が国の実体経済を反映しない投機的動き」と…

ホルンという楽器

島村楽器のお題「プレゼントしたい楽器」私がホルンと言う楽器を取り上げたのには訳がある。そもそも私の人生は、音楽に関わると言うことが非常に少なかった。 別に音楽を聴かないと言うことではない。どちらかと言えば、結構幅広いジャンルを聞いている方だ…

気になる矛盾

「将来の世代にツケを残さないため」 これが財政均衡論の最も一般的な主張であり、それを根拠として増税も実施され、今は延長されたが復興増税も当初10年での返還が想定された。借金を積み重ねるとツケを将来に先送りしているというのは非常によくわかる。 …

人に近づくこと

人にはそれぞれ自らを守るためのテリトリーがある。 心を許した人間にはその警戒ラインは狭まり、よく知らない人に対しては広がる。 好ましいと思う人は招き入れ、嫌だと思う人は遠ざける。それはごく自然の行動であって、いちいち意識して行うものではない…

欧州危機をうんざり感で無視するアメリカ

欧州の金融危機は、イタリアの10年もの国債が6.5%を超えるレベルまで上昇しており、5年もの国債まで6%を超え始めた。 ギリシャやアイルランド、ポルトガルなどの例を見れば10年国債が6.5%を超え手から僅か半年ほどで大幅な国債金利上昇へ突っ走ってきた。 さ…

努力を人は遠くから見ている

頑張れば必ず報われるという社会ではないのは残念ではあるけれども事実である。 努力は本人の頑張りではあるが、それが社会の期待するものと異なっていれば当然否定される。 あるいは否定まではされなくても評価が為されない。 そして、多くの人たちはこう嘆…

私達が学び続ける理由

人生は勉強の連続だというのは、真実だと思う。 しかし、学ぶことは単に知識を得ると言うだけには留まらない。 そもそも物事を学ぶという行為には二つの面がある。 まず一つが、知識を覚えることである。 世の中の様々な事象に対して基本的な知識がなければ…

人は誰に対して最も嘘をつくか

失礼ながら、このドラマ(?)には然したる興味もない。 ただ、嘘を吐くというテーマについて興味があったのでエントリを起こしてみた。 一応、敬意を表して動画に対するリンクは残しておく。さて、人は誰に対して最も嘘を吐くのか? そりゃ決まっている。自…

野田総理無知のままTPP交渉参加を発表

本日の国会論議において野田総理のTPPに対する認識が以下のレベルであることが判明した。 ①TPPが国内法に優越することを知らなかった ②10年間で関税全廃することを知らず、保護できる関税があると思ってた ③今からでは交渉参加は半年後。条件闘争出来ないこ…

国家の主は誰なのか

TPPの話は今回はなるべく横に置いておこう。 その上で、今の日本を見ていて気になることがある。 学校の授業では、国民主権と習ってきた。 国家は国民がいてこその存在であって、だからこそ国家は国民を守る。 私個人としては、人の命が地球よりも重いとは思…

ユビキタスの広がりが発信者を減らす

スマートフォンの近頃の普及はめざましい。 ちなみに、私は今のところスマートフォンを持つ予定はない。 ガラケーですらwebはほとんど使わないのだから、言わずもがなである。それでも、かつて坂村健教授が提唱したユビキタス社会の一端が実現し始めたと思え…

若年層失業率の増大が引き起こす懸念

少し前より再度世界中で若年層の失業率が大きく上昇している。 ギリシャでは失業率が過去最高の16.5%になったと報じられているが、15-24歳の失業率は42%と全体の2.5倍以上である。スペインにおいてもそれは45%近くであるし、若年層の定義に差はあるもののそ…

人が感傷的になるわけ

今週のお題「センチメンタルな秋」秋はセンチメンタルな季節だという。 そもそも、「センチメンタル」とはどう言う意味なのであろうか? 意味を牽けば、感じやすい、感傷的な、情緒的な。。などという意味が見られる。 その言葉をそのまま受け入れれば、理性…

なぜTPPはこれだけ頑強に反対されるのか?

TPP推進の一番のメリットは、海外や日本国内でチャレンジする人に新たな機会が与えられること。 もちろん、アメリカ風のシステムに新たに慣れなくてはならないし、今まで通りではなくなることである。 一方でTPPの一番のデメリットは、現状で十分と考えてい…

自然が人を脅かし始める時代

人口減少が本格的に始まった日本。 経済の低迷が叫ばれているが、現実には人口減少であっても経済が低迷するとは限らない。 事実、ドイツなどでも人口減少は始まっている。(wiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%AD%90%E5%8C%96#.E3.83.89.E3.8…

野田総理は姑息だ

前から言われていたことではあるが、予想通りG20で野田総理は増税を国際公約した。 特に、演説で言うだけではなく合意文書に盛り込むとの話もある。 こうした国民や国会の議論を全く経ずに勝手に国際公約するパターンは、実を言えば民主党になってから始まっ…

ギリシャ問題斜め読み

ギリシャの国家破綻をドイツやフランスが防ごうとしているが、ギリシャという国家が暴走している。 そんな雰囲気の報道が中心ではあるが、実際には全く逆ではないだろうか。 ギリシャという国家がその実態にふさわしく破綻する(あるいはユーロを離脱する)…

癒しとはなんだろう

癒されたい。。 ストレスに晒され続ける現代人にとって、「癒し」とは一種魔法の万能薬のようなイメージすら感じられる言葉である。もっとも、本当の意味で癒されるという決着がつかないからこそ、その望みも消えることがない。 癒されるとはストレスからの…

マニアックなヒーロー

今週のお題「あこがれのヒーロー、ヒロイン」私の子供時代は、仮面ライダーとウルトラマンがヒーローの中心格だったが、それ以外にも様々なヒーローは存在した。 個人的に好きだったのは超人バロム1とマグマ大使である。他にもレインボーマンの歌は、替え歌…