Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ギリシャの夢

ギリシャのユーロ離脱が現実味を帯び始めてきた。ドイツなどが支えなければ早晩破綻するのは、危機が表面化した時から分かっていたことである。だから、来るものが来たというのが正直な感想だ。そもそも、破綻しようという議論にまで至っているのだからギリ…

深海エレベータ

脱原発の運動が力を持つ最も大きな理由の一つとして、現状において放射性物質の処理方法が存在しないというものがある。それは現状の技術力が放射性物質を安全に扱うには不十分であると言うことである。それでも、原発の経済的側面に魅力を見出した人たちは…

出産医療危機

ここ最近は医療問題がマスコミを賑わすことがやや減少した感じもする。しかし、財政上の問題(医療費問題)は別にしても日本には大きな医療危機が近づいている。特に、産婦人科医の減少、小児科医の減少は深刻である。ただでさえ少子化が問題とされてるのに…

おかわり

相変わらずネタに困らない韓国という国ではあるが、韓国の最高裁判所が日韓併合時代の徴用者に対して、日本企業は賠償責任を負うとの判断を下した(中央日報:http://japanese.joins.com/article/640/152640.html?servcode=A00&sectcode=A10)。早速、韓国で…

生活保護は制限付き権利ではないか

お笑い芸人の家族に対する生活保護受給が大きな話題となっているが、個別問題についてはあまり興味があるわけではない。ここまで問題が広がったのだから仮に不正があるとすれば司法が動くだろうし、司法が動かないとすれば少なくとも法的には問題のある行為…

softCAS

テレビの地上デジタル化のそもそもの目的は、電波の有効利用と活用にあるとされる(Dpa:http://www.dpa.or.jp/chideji/faq/faq.html)。しかし、衛星からの通信を用いずに地上でデジタル波を飛ばすのは、地方TV局の存続が理由ではないかという噂もある。基…

可愛いという文化

日本では工業製品の神通力劣化が日々報道を賑わし続けるが、現状では為替等の影響が少なくないもののそれでも長らく続いた栄華はいつか衰退するものである。考えてみればかつてはアメリカのそれが世界を席巻してきた。その位置に次についたのが日本であり、…

実より虚を取るメンタリティ

面白い記事を見かけた。長崎県知事が政権批判をしたから民主党は長崎県の陳情を受け付けないというのだ。謝罪訂正をすれば受け付けるとしているが、逆に言えば謝罪などをしないとしなければ陳情を受け付けないというのである(読売online:http://www.yomiuri…

結果と過程

子供の頃には過程が重要で、大人になれば結果が求められるとは良く聞く話ではあるが、果たしてそれは真実なのだろうか。 実を言えば私は子供で煽るが大人であろうが結果も過程も共に重要であり、いちいち状況に応じて差異を付ける意味はないと思う。その上で…

地下経済から戴こう

日本国内における正規に課税されていないアングラマネーは約22兆円と推計されるという話がある(WEB金融新聞:http://www.777money.com/torivia/tikakeizai.htm)。もっとも、アングラマネーは統計に載らないものであるためマスコミを賑わす経済効果と同様に…

勝手な味方が焦土戦に導く

以前から何度も書いているが、私は基本的には橋下大阪市長のやりかたを支持している。ただし、やり方は良くても政策内容として支持できないものもいくつかある。 関西電力の原発再稼働問題についても、圧倒的な支持率に後ろ盾されて既得権益に切り込もうとす…

適正価値

格安深夜バス事故を経て、ものの価値は相応だという認識が広がっている。これらは、焼き肉中毒事件でも同じような話であるが、コストカットはあるレベルを超えると安全性を切り売りする。過剰なコストカットが問題であるという認識は広がるだろうが、実際に…

好きな仕事

「好きだけでは仕事はできない」と言った教訓めいた話は世間ではいくらでも見かけることができる。好きな芸術の道に進み食い扶持にも困るなんて話は良く聞くし、年を経ればそれが後悔の念を抱かせることがあるかも知れない。あるいは就いた仕事を好きになる…

国際基準における中国・インドとの共闘

日本と中国は多くの分野において今後ライバルとなる存在同士である。現状でも政治体制も経済状況も大きく異なるが、それ故に補完的な状況が作られているがそれが東アジア共同体などと言う夢想を実現できるものでもない。本来共同体は同レベルの経済状態であ…

サバイバル対策

さいとうたかをのサバイバルという漫画が書き始められたのは昭和51年であり、西暦で言えば1976年すなわち今から36年前のことになる。巨大な地震や津波によって日本が壊滅的な状態になった中で、少年が如何に生きていくかを書いたものだ。 別に、今後巨大地震…

現代姥捨て山考

あくまで思考実験として行うものであって、これが実行されれば良いという訳ではないことを最初に断っておきたい。日本の高齢化率は世界でも最高レベルにある。同時に少子化の状態は改善されず、日本の人口は明確に減少へと舵を切った。年齢構成が変わらない…

ジャーナリズムは安定業種たり得るか

仮にマスコミが完全なる反権力であるとすれば、そのマスコミが大きな組織になることはなかなか考えづらい。そもそも営利企業たるマスコミは、正義のために仕事をしているわけではない。本人達はそれを高らかに謳うかも知れないが、利益を得ることができなけ…

原発停止の責任

日本の全原発が停止した。私はそれをマスコミが騒ぎ立てるほどのトピックだともエポックだとも思わない。どちらかと言えば、単にそういう事態に至ったという事実確認にすぎないと考える。 原発の将来的な廃止は考えなければならないこととしてあるかもしれな…

恋愛ノウハウの空疎化

近頃、「○○のための9つのパターン」といったような恋愛関係の記事が大流行である。こうした記事を読むとなるほどごく一般的なことが書かれており、逆に言えば恋愛の当事者ではない人が見た恋愛指南的な内容であることがよくわかる。もっとも、こんなことを…

橋下会見事件

先日、大阪市役所における記者会見(?)でMBSの記者と橋下大阪市長によるやり合いが論議を呼んでいる。橋下市長を支持する意見もあれば、正反対に記者を支持する意見もあるようだ。詳しくはyoutube(http://www.youtube.com/watch?v=3OKlJeer0PQ)に会見その…

自由と責任

ユッケ、レバ刺し、こんにゃくゼリー。確かに、食中毒等の被害にあった方々は大変不幸なことだと思う。ではこれらの食品流通に規制をかけた方が良いのか。正確な情報を持っていないので私の勝手な思い込みかもしれないのだが、これらの食品での死亡者数は餅…

日本のリサイズ

人口減少の速度に徐々に勢いがつき始めている。総務省の発表によれば、昨年10月時点で前年比マイナス25万9000人ということである(sankeiBIZ:http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120417/mca1204171540010-n1.htm)。同時に65歳以上の高齢者の比率は23.3%に…

混沌の活用

若者が、将来の道筋が見えてしまったとやる気を無くしたなどと伝えられた時代は随分前のことだと思うのだが、今では逆の意味で将来が見えなくなった。サラリーマンですら安穏とはできないのだから。道筋が見えないという意味ではやる気を出してもおかしくな…

韓国ブランド戦略の限界

K-POPや映画その他のエンタメ産業は、家電製品や自動車に続く重要な産業と韓国では位置づけられており、その発信は国家的なバックアップにより行われているのは多くの人が知っている。もっとも、韓国が本当に成し遂げたいことは日本が既に世界的に得ているポ…

金融危機は今もじりじり進行している

本日、ギリシャとフランスの選挙が注目されている。それはユーロを維持し得るかという意味で、今後に大きな影響を引き起こすかも知れない。もう随分昔のような気すらするが、リーマンショックはショックと言われるように急激なパニックにより引き起こされた…

愛情の強弱

愛情の裏返しは無関心と言うが、愛情に疲れたことから自らをわざと無関心に追い込もうとするケースがいくつかのケースで見られる。もちろん最初のうちは半分以上煩わしさから逃れるために、狙って無関心を装うことでスタートするのであろうが、それが継続す…

反日ではなく無能

無能な働き者は最も困りものと言われたのは菅元総理であるが、朝日新聞も似たようなものだと私は思う。5月3日の天声人語で自ら(と書いていないが)を反日ではないと擁護せざるを得ないのは、反日というレッテル貼りでの勝負をした方が無能呼ばわりされるよ…

民度と良心の相関

最近の中国では、事故にあった少女や男性を誰も助けないなどと民度の低さが嘆かれているが、そもそも民度とはどのような尺度で決まるものなのだろうか。 私は、それを同じ仲間だと認識できる範囲による違いだと思う。極端なことをいえば、自分の家族しか信用…

エアコンよりTVを消そう運動

既に、エアコンよりもTVの方が消費電力が大きくなる可能性があることについて知っている人も多いと思う。イメージとしてはエアコンの方が消費電力が大きいとの固定観念が強くあるのだが、現実にはそれは間違いといって良い。もちろん年代物のエアコンである…

困難から逃げない

「我々は困難から逃げません。」 これは、野田総理が消費税を進めるために語った言葉である(日テレニュース:http://www.news24.jp/articles/2012/04/28/04204729.html)。この言葉を聞いて不思議な感覚に囚われた。まあ、確かにこれまでの自民党政権時代の…