Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

平和は目的か結果か

平和を強く主張する者たちは、正論のように聞こえる言葉を発しながらも同時に胡散臭さも帯びていることがある。真面目に平和を求めて行動する人達には申し訳ないが、軍拡を止めない中国も、独裁国家で国民を飢餓に追い込む北朝鮮もミサイル実験を平和的な人…

抽象的理解

この話を何処で聞いたか読んだかはっきりと覚えていないのだが、人の頭の良さとは抽象的な事項をどれだけそのままの形で理解できるかである。。。と言う話がある。 確かに素人からすれば、数学や物理学の最先端の抽象性は理解どころか、何をテーマにしている…

創作者と消費者

人はその多少に違いはあるものの皆創作者であり、同時に消費者でもある。 一般に生活する上での創作はたわいもないものが大部分であろうが、時には世間を驚かすようなものが生まれることもある。創作は「もの」であることもあれば「行為」であることもあり、…

縮小均衡は衰退への序章

視聴率は低下し、スポンサー収入も減少の一途をたどっているTV業界ではあるが、出演者や下請けへのコストカットだけではなく本業以外での多角経営が功を奏して、黒字を積み上げているらしい。(参考:ポストセブン:http://www.news-postseven.com/archives/…

理系文系の区分は止めたらどう?

今日本にとって最も必要な人材は何かと考えてみたとき、ジェネラリストが少ないのではないかと感じることがある。それは、日本においてリーダーが今ひとつ育ってないと感じることと同根であるような気がして仕方がない。 新聞などは日本産業の強みは技術力で…

タトゥーとガングロ

入れ墨(タトゥー)の歴史は古い(wiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E3%82%8C%E5%A2%A8)。当初はまじない的な役割を果たしてきた部分もあると思うが、それ以上に明確に言えるのは十分な飾り立てが出来なかった時代からの装飾の役割を果たしてき…

ご褒美と宝物

宝物とは、一体どんなものを指して言うのだろう。自分にとって大切なものを宝物と呼ぶ。ただ、その宝物が常に宝物で居続けられるかどうかは正直わからない。 子供の頃宝箱に入れていたおもちゃ。今ではよい思い出になるかもしれないが、それは懐かしさという…

景気は天下の回りもの?

野田総理が打ち上げている増税論議は、党内ですらまとまる気配がない。デキレースなのかどうかは私には判別できないが、有無を言わせず数年後に増税という初期の提案から、景気の回復を見ての増税とやや方向性を変更しているように報道されている。 ただ、こ…

橋下改革を考える

私はこれまで橋下大阪市長には肯定的なエントリを書いてきた。それはこの不確実で将来を見渡せない時代において、また物事を決められない政治が横行している状況下において一面の希望を感じさせる行動を取っていることがある。 ただ、それでは彼の政策を手放…

最悪のシナリオ

一部の資源価格が再度ジリジリと上昇を始めている。WTIの原油先物価格も100ドルを超えており、円安も手伝って日本のガソリン価格も上昇を続けている。この上昇には、ギリシャ問題の一時的な先延ばし(実際には先延ばしなのだが、報道的には当面の解決と言っ…

節制と抑圧と

節制と抑圧は似ているようで異なるものである。節制は自己の選択により、抑圧は他者からの介入による。実質的には同じことをしていても、感じ方は正反対であろう。 例えば自らがダイエットを志したのであれば、食事制限も少なくとも最初のうちは受け入れられ…

苦しさのバロメーター

いい加減風物詩と化してきた韓国や中国の反日であるが、これは反日教育の結果であるのは論を待たないが、それが止まない原因としては韓国や中国の庶民の暮らしが一部を除いてそれほど改善されていないこともあるだろう。そもそも国民生活が豊かになれば、金…

子離れ、親離れ

子離れのできない親、、、一方で山田昌弘氏が名付けたパラサイトシングルと表されるいつまでも親に頼る子供達。社会には、常識的には許容しがたい状況が意外と普通に存在する。現実に引きこもりを起こしている家庭の多くは比較的裕福な家庭であるという話も…

始まりと終わり

何事にも始まりがあり、終わりがある。人は生まれそして死ぬ。 その運命からは生物でなくとも逃れ得ない。その事実については、言葉であれ、企業であれ、国家であれ、文化であれ、さほどの違いがあるものではない。ただ、それでも私達が看過できない違いも存…

韓国原発は大丈夫か?

福島原発事故以降、日本は脱原発へ進むというのが世論の大きな流れである。仮に一部の原発が再稼働されたとしても、今後の新設が容易に進められる訳ではない。ドイツのような積極的な脱原発ではないものの、実質的には消極的脱原発と言えるような状況になる…

気になる中国・北朝鮮からの軍事兵器流出

まず、今すぐに現在の中国共産党政府が瓦解すると考えている訳ではない。一方で北朝鮮の場合にはその時期は中国よりも確実に早い。ただ、中国に余力があれば北朝鮮の動乱は中国が責任を持って始末を付けるであろう。だから、北朝鮮の体制崩壊があってもそれ…

バブルとスタグフレーション

世界中の株価が大きく上昇している。震災ペナルティを受けていた日本の東証株価指数もついに1万円の大台を超えた。アメリカのNASDAQは既にリーマンショック前の高値を超えているし、ダウ平均株価もそこに近づきつつある。 この株価上昇を引き起こした理由は…

お茶とスポーツ飲料

私が子供の頃には、スポーツ飲料などと呼ばれるものはほとんど存在しなかった。幼少の頃にはポカリスウェットもまだ登場しておらず、アメリカ生まれのゲータレードはあったかもしれないが、粉っぽくてとてもおいしいと言える代物ではなかった。なんというか…

嘘つきの定義

嘘つきとは言ってもいろいろ存在する。 常に嘘ばかり言い続けている人は、狼少年ではないがもう誰も信じてくれなくなる。これは、嘘つきとしては非常にレベルが低い。嘘を本当と信じ込ませるのが嘘つきの目的だと仮定すれば、嘘を嘘だと見破られる訳だから目…

日本のトップが育たない訳

簡単に言ってしまえば、日本社会が許容する日本企業など組織のトップの地位は、メリットが少なくデメリットが多い。もちろん、企業のトップであって当然報酬も多いし、それなりの社会的地位も得る。しかし、欧米の高すぎるそれは問題だと思うものの、日本企…

道州制は、地域を滅ぼす?

一時期は地方分権の特効薬的なイメージで語られていた道州制であるが、橋下大阪市長の考えが国民に大きく受け入れられそうになってきたこともあって、道州制になればその州都以外の地方都市が衰退するなどと言う話が出てきている。 確かに道州制によりバラ色…

岡田副総理の暴走

こんなニュースが流れてきた。 岡田氏、公務員採用7割減を指示 各府省の反発必至(http://www.47news.jp/CN/201203/CN2012030901001357.html) いや、、ほんともう馬鹿かと。。。言葉が出ない。公務員の人件費問題は、民間との格差が問題とされている部分が…

夢想するホワイト

バレンタインデーへの返礼の日を作ろうと、日本飴菓子工業共同組合がホワイトデーの認知に大きく漕ぎ出したのは昭和55年頃と言われる。それまでは期日もバラバラにクッキーやマシュマロなど各菓子店舗などが個別にキャンペーンを張っていたものを、大々的な…

朝日新聞が反省すべき

ネット版の朝日新聞記事は原則有料となったので、社説なども時間が経てば見ることが出来なくなるので、一応結語の部分を一部を引用しておきたい(http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1)。 『 歴史認識や尖閣といった問題で、日中双方がともに満…

東大の秋入学を考える

東大が欧米と歩調を合わせようと、秋入学を検討していることが公表された。多くのメディアは好意的に評価している感じである。それに触発される形で、次々と検討する大学が増えているらしい。私個人としては、春入学であろうが秋入学であろうが正直どちらで…

時を意識する時

光陰矢のごとしとの言葉は、年を経るに従って切実なものとなる。若い頃には無限にあったように思えた時間が、気づけば数えられる程度になってしまう。死という深遠を見据えたときに、時は俄然大きな意味を有した存在としてクローズアップされる。そう考える…

欧州はフーバーの轍を踏むか

ギリシャ問題はまるで山を越えたかのような雰囲気があり、FRBに引き続きECBによる大量ばらまきもあって世界の株価はかなり上昇した。日本のみは円高に加えて東日本大震災の影響もあって低迷しているが、それでもここ最近はかなり上昇している。 どうやら、ば…

緩やかな被統治は蜜の味

人は、自由を求めながらも実のところ支配されることにも心地よさを感じている。もっとも、被支配というと穏やかではないので、被統治と言っても良い。感じる心地よさの程度はもちろん人によって様々ではあるが、統治を受け入れるあるいは支配されるというの…

形式主義と卒業

卒業とは学校の全課程を修了することであるが、現実の社会ではそれを修得していなくとも履修さえしておけば、それをもって卒業とみなしてしまうのが普通である。 完全に理解しなければ終了の判定が下されないとすれば、多くの場合には落第となってしまい卒業…

デフレと生活保護と

まず最初に断っておくが、生活保護はセーフティネットとして必須の制度であって、制度そのものを否定するつもりは全くない。その上で、それでも増え続ける生活保護が結果的に地方財政や国の財政を悪化させていく可能性および、それを生み出している現状のデ…