Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

勤勉と怠惰

仕事中毒だけではなく遊び中毒でも良いのだが、世の中には休息を上手く取れない人が少なからず存在する。かく言う私もその一人であって、上手く休息を取ることができない方である。もちろん気分転換はするし、休息を取らないせいで極度の疲労困憊に陥ってい…

正義の味方は優しくない

私はずっとマスコミを批判しているが、彼らにも彼らなりの言い分があるのは判る。別に悪かれと思ってやっているわけでもない。もちろん、売り上げアップという資本主義の王道に従った行動も取るが、スタートライン時点での気持ちは比較的純粋なのだと思う。 …

嫉妬

嫉妬ほど理性が似合わない行動もないであろう。怒りも感情的ではあるものの、それさえ理性で操作するイメージは湧く。ところが、嫉妬については完全に理性の適用範囲外に私には思える。更に言うならば、怒りは自分にメリットとなることも少なくないが、嫉妬…

死を受け入れる責任

日本の平均寿命は世界最高峰にあるが、だからと言ってそれが高齢者の幸せに繋がっているかと言えば必ずしもそうではない。むしろ、幸福ではない時間を永らく経験せざるを得ないとすれば、一種それは虐待にも近いことでもある。 命が尊いことは誰もが認めるこ…

現在を批判できないので過去を批判する

朝日新聞が社説にて沖縄戦の被害について書いている(朝日新聞:http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2)。私は戦争の悲惨さを否定するつもりはないし、そのような方向に世界が動いて欲しくないと強く願う。ただ、悲惨さのみを糾弾して過去に拘泥…

新聞社の独善

大手新聞社はそろって消費税増税賛成派である。むしろ、それを反対する国会議員を糾弾さえし始めている(YOMIURI ONLINE:http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120621-OYT1T01521.htm)。私は以前より、消費増税は将来的には必要だと思うものの現時点…

sengoku38に続くtouden39は生まれるか

福島原発の事故調査委員会の報告は、様々なメディアを通じて報道されているようではあるが、世間の興味は今ひとつ盛り上がっている感じもない。そもそもこの事故調査委員会は正式名称を『東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(http://www.naiic.jp/)』…

ドイツがユーロを去る日

ギリシャの総選挙が緊縮財政派の勝利となり、一時的とは言えギリシャのユーロ存続が決まったものの、世界経済の視点はすでにギリシャにはない。本丸であるスペインに焦点は移り、スペインの10年国債は救済レベルと言われる7%を超えてしまった。 以前にも書い…

電力会社混在案

発送電分離がよいとか、自然エネルギーの活用をすべきとか、あるいは東電は未だに給料増額にボーナスUPがどうのこうのと電力関係をめぐる議論は全く尽きない。別に議論を揶揄するつもりはないのだが、それでも議論の内容に若干の違和感を感じているのも事実…

スポーツバブル

ドイツのドルトムントで活躍したサッカーの香川選手が、イングランドの名門マンチェスターユナイテッドに移籍が決まったのはほんの少し前のことである。移籍金は正確には伝えられていないが、成績次第で20億円程度と言われている。また、年俸は税引き後の手…

変化とマンネリ

人は、同じ状態が続くよりはむしろ状況を悪化させてでも変化を望んでしまうことがよくあるように思う。本来、希望する変化はより良い方向のものであるべきところのはずである。そうでなければ変える意味が見いだせない。ところが、現実には頭の中で良くなる…

ネット上の人格

少し前の話ではあるが、フェイスブックがアメリカのNASDAQ市場に株式上場を果たした。もっとも、この巨額の上場は少々バランスを欠いていると各所から言われた。と言うのも上場時の時価総額がグーグルの倍にもなるのである。一般的な常識で考えればさすがに…

害虫

虫にも益虫と害虫があるが、それは人間側から見て都合がよいか悪いかで判断される。その上で社会に反するような人のことを害虫と呼んだり、その代名詞として語られるような「ダニ」や「寄生虫」などの言葉が用いられる。 しかし、地球環境全体で見たならば害…

W杯予選オーストラリア戦

既に多くの意見が出されているのと同様に、私も日本の戦術はかなり充実していると感じた。 まず、他のアジアのチームと戦うときには見事なパス回しを見せるオーストラリア代表が、ホームゲームにも関わらず一貫して放り込みサッカーを見せてきたのは、それだ…

社会的寄生

生活保護に関する世論の高まりもあって、今後徐々にではあろうが支給額は減額されることになるであろう。現実として、年金受給者より未年金受給者(すなわち年金を払っていない人)の方が多くの金額を受け取るとすれば、社会的なバランスを欠いているのは間…

名誉

金銭的な成功を収めたものは、次に名誉を欲するという事例は何処でもよく聞くことができる。この名誉は、特定の分野のみならずより多くの人に自分のことを知って欲しいという気持ちの裏返しでもある。そもそもある業界での成功者は、既にその業界では有名人…

世界はパラダイムシフトでしか救えない

現状の日本など先進国を包む不透明さの理由は、求めるに合致するこれからの成長の構図が描けないこともあるだろうが、それ以上に投資マネーの急激な増大が引き起こした実利の希薄化があるだろう。 現状の世界の成長率は、先進国でおよそ2%新興国で6%を平均し…

成功と見下し

ある老舗企業は、お客さんのクレームを全て解決できるように努力しているといった話を聞いたことがある。それがどれほど無理なクレームであっても、できる限り対処方法を検討するという。それは、結局のところ自らの存在が消費者あってのものだと言うことを…

国家の生存権

グローバル化が言われる理由は、本来国家間の障害や境界を取り払うことによって交流を盛んにしようというものである。交流が盛んになればなるほどモノやサービスと共にお金が動き、それに接する人が増えるため豊かになっていく。そこには、物や人の移動を大…

ポピュリズムと改革と

基本的な視点でもう一度日本の不況の原因を考えてみよう。ただし、これまでも繰り返し書いてきたように私が経済の専門家でないので、大きなイメージの整理だと思って欲しい。 まず、景気が悪いというのは基本的に国内に流れるお金が停滞しているためである。…

ふりがな問題

ぶっちゃけ言えば大した問題ではないのだが、どうも以前から気になっていることを書いてみたい。 私はもう何年も前から新聞を購読することなく、ネット上のサイトなどで情報を集めている。ここに来て、日経新聞や朝日新聞がネットサイトの一部有料化に踏み出…

真剣さとシニシズム

物事に真剣にぶつかる姿は素晴らしいと思うのだが、普段の私達はなかなか自分でそれを実現することができない。頭の中では集中して必要なことに邁進すべきだと理解しているはずなのだが、なぜか普段には気にも留めないようなことにまで意識が発散し結果的に…

スパイのいまさら感

中国スパイに副大臣が機密資料を渡していたというニュースがそこそこ報道されているが、現状では生活保護関係や原発再稼働問題の方がニュースバリューとしては高いみたいである。 さて、このスパイ問題について詳細な情報を掴みかねているところではあるが、…

消費の愉悦

あくまで一般論となるのだが、消費の愉悦はその人が選択の数をどれだけ保有しているかに関係するのではないかと思う。それ故に、人は選択の余地が少ないことを貧しい人生と理解しやすい。 本当にそうであるかどうかには若干の疑問も残るが、貧乏人よりも金持…

身代わり商売

従軍慰安婦やら、独島(竹島)に関する主張だとか、国際的な日本海呼称に関する運動など、TVのみではあまり判らないかもしれないが、ネットで情報に接すれば嫌でもよく目に入ってくる(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0531&f=national_0531_0…