Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2017-01-01から1年間の記事一覧

消極的支持

自民党を含む与党が衆議院選挙において3連勝をした。左派メディアは、自民党は勝ったが安倍政権が信任されたわけではないとか、消極的支持(自民支持根強い若年層 目立つ消極的選択 衆院調査概況:http://www.asahi.com/articles/ASKBB5DMZKBBUZPS007.html)で…

体罰

少し旧聞にはなるが、日本を代表するトランぺッターの日野皓正氏が中学生の悪ふざけにビンタを用いたことが少々議論(http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/04/why-it-is-wrong_a_23196624/、http://rocketnews24.com/2017/08/31/948815/)となっていた。私…

儚き小池バブル

この前の都議会戦から始まった小池劇場は、民進党の崩壊まで加速させたという意味において、少なくとも政治ショーとしてはクライマックスを迎えつつある。私は、かつての民主党(現在崩壊しつつある民進党)にも一定の存在意義はあると考えてきたが、もちろ…

NHK

NHKがネット放送についても課金する方向で検討しており、それに対して高市総務大臣が釘を刺したとのニュースが流れていた(http://www.sankei.com/politics/news/170728/plt1707280050-n1.html)。以前より、NHK職員の高給問題や公共放送の在り方については…

モリカケ

安倍内閣の支持率が30%を割り込んだ(https://mainichi.jp/articles/20170723/k00/00e/010/231000c)ようである。一部マスコミ(朝日、毎日、文春等)が追及する報道攻勢はあたかもロッキード疑惑かと思わせるようであるが、最終的にこの問題で安倍総理が犯…

保守的なリベラル

少し前の話ではあるが、サンデーモーニングの関口宏氏が、安倍政権の高支持率に対して若者はもっと変化を求めるべきといったコメントをしたことがネット上で話題となっていた(http://news.livedoor.com/article/detail/13187127/)。同時に年代別の政党支持…

メディア批判と期待

最近は本当に忙しくなってしまい、ほとんどかけない状態が継続しているが、時間を見つけて少しずつでも書いていきたい。 さて、近年メディア批判が非常に盛んになっている。私自身、朝日新聞をはじめとするメディアに対する批判的なことは何度も書いてきた。…

人口減少の質

人口減少社会の進展は、新聞から各種ニュースまで数多くの場面で取り上げられる現代日本における重大な関心事の一つである。しかし、残念ながら解決のための決定的な処方箋は未だ見出されていない。だからこそ、様々な識者からメディアまで百家争鳴の状況に…

自動翻訳の時代

少し前にウエアラブル翻訳機のili(イリー:http://iamili.com/ja/)が発表された。どの様なものかはサイトやニュースを見ていただきたいし、現時点で実用にどこまで耐え得るかは未知数だが、即時翻訳可能な機器が登場したことについては非常大きな意義を有…

メディアと世間の間隔

第4の権力であるとか、身内に甘いとか、権力の監視者という立場を超えて世論誘導を行っているとか、巷でマスコミを叩く声は確かにかなり多い。実際、私自身かつてマスコミの横柄な態度に辟易し、必要なキーワドを切り取り報道するための誘導尋問に嫌悪感を強…

共感を引き出す能力

能力が高くてその上性格も良い。理想の上司と評価を受ける人はまさにそんな感じの人であろう。だが、「理想」という枕詞が付く様に、一般的に両者とも兼ね備えている人はそれほど多くはない。ほどほどに能力があり、ほどほどに良い性格の人は一定以上の割合…

ダウそろそろかも

毎度毎度感覚的で根拠のない書き込みだが、リーマンショック後ほぼ安定して上げてきた株価(http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=djia&insttype=&freq=1&show=&time=13)ではあるが、なんとなく下がりそうな感じになってきたよう…

足元を見る時代

社会は期待と現実の狭間で揺れ動くもの。まさに株価において典型的に現れるように、人々は期待により現実よりも少し上の夢を許容すると共に、さらにより大きな夢を追いかける。しかし、夢追いはいつまでも続く訳でもなく、個人としてもいつかは目の前の現実…

民進党の位置づけ

私は個人的に民進党の復活を期待してきた。もちろん今の民進党に国政を担える能力があるとは全く思わないし、掲げる政策を現時点で強く支持するものでは無いが、筋道の通った国会での論戦が行われることは何より日本にとって必要なことだと認識しているから…

不倫と幼さ

近頃、芸能人たちの不倫報道が華々しい。かつては芸人は別世界の人間として、芸の肥やしになると許容する時代もあっただろうが、現代社会においては私が思うに過剰な厳格さを義務付けている様な気がする。もちろんこれは不倫を推奨しているわけではない。ま…

選択肢

幸せとお金に関する議論はいつもよく話題にされる。お金があるからと言って幸せとは限らないが、幸せを得るために適度なお金があった方が良いとは良く聞く話である。私の拙い人生経験でも、お金は幸せの目的とはならないが、それを得るための手段としては確…

フリーランス

そろそろ就職戦線が動き始めている。経団連の取り決め(http://www.keidanren.or.jp/policy/2016/081.html)はあるものの、一部業界では有名無実化しているというのが実情であり、早いところでは既に昨年のうちに内々定が出ているとも聞く。中小企業では大企業…

トランプ政権の意味

トランプ旋風は形を変えながらもなかなか吹き止まない。希望も失望も含めて、嵐のように世界中をドギマギさせている。「アメリカが分断してしまった」と現状を嘆く声もある一方で、停滞を打破する劇薬と期待する声もある。基本的には、社会的なインパクトの…

社会規範における理想と現実

「ポリティカルコレクトネス(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%8D%E3%82%B9)」、トランプ旋風と同時に大きな話題となった言葉である。倫理的には…

次の戦争

一部に、世界情勢は戦前の様子を呈し始めたとのネット上の意見を見かける。だが、私は既に現状は戦前どころか臨戦態勢に差し掛かりつつあると個人的に考えている。もちろんここで言うのはその全てが軍隊同士の攻撃を伴う意味での戦争ではなく、多くの人も聞…

推論力

才能の有無は、人々の話題として上ることもあるだろう。天賦の才(http://www.weblio.jp/content/%E5%A4%A9%E8%B3%A6%E3%81%AE%E6%89%8D)を羨むこともあるだろうし、努力する才能を称賛する声もある。本当の天才は両者を兼ね備えてこそだと私は思うが、秀才レ…

自分の正しさに懐疑的でありたい

美人の定義が時代とともに変わり、様々なファッションが生まれては消えていくように、あるいはかつての流行が少し形を変えて復活するように、社会が受け入れるものは変化し続けている。企業経営も、立ち上げ期と安定期では全く異なった手法が適切であるだろ…

浮遊する言論

私が左派の知識人を見ていつも感じることなのだが、現代の日本を評価(と言うか批判)しながら自分は第三者的な立ち位置を確保しようと懸命に努力しているように見えるのである。本来、批判する場合には現代日本を生み出した一員として自分も含めて考えるべ…

韓国にヒトラーが誕生する可能性

池田信夫氏が、次のような内容をブログに掲載していた。 トランプのヒトラー的レトリック(http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51974817.html) これは、高田博行氏の『ヒトラー演説』(https://www.amazon.co.jp/gp/product/4121022726/ref=as_li_ss_t…

客観的な自己評価

客観的な自己評価というものはなかなかに難しい。大多数の人間は、通常他人に厳しく自分に甘くなるのが常だし、仮に自分に厳しく接する人も等身大の自分を見つめているかどうかなんて良くわからない。と言うのも、自己成長や人生の戒めとするため厳しくして…

メディア権力の衰退

朝日新聞の報道が再び迷走している。従軍慰安婦の誤報を謝罪し、世の中ではバランスの取れた報道に戻るかもしれないという一抹の期待はあったかもしれないが、残念ながら過去の成功体験を断ち切れない様である。彼らが求めるのはオピニオンリーダーの地位で…

ニューローカル

グローバルとローカルの対立がしばしば話題に上る。G型L型の大学教育の議論もそうだし、TPP(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%B0%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%9A%84%E7%B5%8C%E6%B8%88%E9%80%A3%E6%90%BA%E5%8D%94%E5%AE%9A)に対…

自慢と卑下

私は以前ある前任者から卑下が過ぎると良くないと忠告されたことがある。正確に言えば、卑下というよりは「謙譲が過ぎると」という意味だとは思うが、内心ではその忠告に強く反発した。関係を乱すほどの意味は感じなかったこともあり、面と向かって意見した…

スキルと人間力

例えば大学教員あるいは上司と呼ばれるポジションにいる人に、最も求められる能力は一体何なのだろうかと考えることが近頃増えた。学生や若手に何かをつかみ取らせる役割を担う立場の人のことである。既にここでも少し触れてはきたが、最も求められる内容は…

日韓関係雑感

釜山総領事館前に慰安婦像を設置したことに対する日本政府の反応に、韓国内は上へ下への反応を見せている。今回の政府措置に対する私の評価は「妥当である」というものだ。十分に抑制のきいた、しかし明確に日本としてのメッセージを発しているものだと思う…