Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

良識の府を愚衆に変えたのは誰か

参議院は良識の府として存在感を発揮すると子供の頃に勉強したように記憶しているが、今の状況を見ていれば間違ったことを覚えたものだと溜息もつきたくなる。そもそも参議院には解散がない。これは、政治の混乱を防ぐために設けられた規定である。その参議…

だだっ子

鳩山元総理の発言が日本国内に波紋を広げている(http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/351758/3/)。現在は離党したとはいえども、民主党でさえ明確に非難せざるを得ない状況というのは、むしろ異常な状態に映る。政権交代前から、彼の政治…

都議選の民主惨敗にみる民主主義の危うさ

私は民主党自体は現状においても現実を認識できてもいない、とてもではないが政権を担わせるに値しない政党だとは思っている。しかし、その凋落が民主主義における選択肢を実質的に無くしているという問題は、民主党の能力の如何とは別に決して軽んじるべき…

世界は純化と融合のどちらに向かう?

歴史を見ると、異なる民族間の平和的融合が図られるのは多くの場合強大な国家が異民族間にわたって支配を広げた場合に多く見られるように思う。もちろん、商売のみでいえばシルクロードにみられるように異文化間の交流は過去から数えきれないほどあるが、そ…

QE3のそのあと

FRBのバーナンキ議長が金融緩和の出口戦略を示唆した発言をしたことから、世界中の株式市場は大きく下げることとなった。そもそも出口戦略を検討し始めると言うことは、アメリカ国内景気が一定の回復を見せた(というか見かけ上は好調である)ということの証…

自分の赦し方・誤魔化し方

人生を自ら定める唯一の目的に向かって邁進できる人などは現実にはまず存在し得ない。多くの場合、人は生きる目的を自分に言い聞かせ、あるいは目的を問うことを如何に忘れるかに粉骨する。すなわち、自らが抱く目的を心底から信じ切っている訳ではない。そ…

華寇対策

ちょっと先の話しすぎるのでどうかと思いもするが、エントリを起こしたので書いてみる。ここ数日、中国の銀行間取引金利が13%にまで跳ね上がったと大騒ぎになっている(http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130622/frn1306221454004-n1.htm)。…

使える人、使えない人

「あの人は使えない。」なんて言葉は職場でよく使われているかもしれないが、今回持ち出したいのはこうした意味での使える・使えないではなく、人を上手く使うことができる人・上手く使うことができない人の側の話である。 実際、私も人を上手く使うのは得意…

左翼体制の終焉

ここ最近の毎日新聞のヒステリックなまでの政策運営に対する難癖は、朝日新聞さえを置いてけぼりにするほど偏っている。あるいは一部の識者が、政権の右傾化を危惧するコメントを発するが、多くの日本国民はそれは右傾化ではなく中道化だと無意識のうちに看…

水道橋博士問題

テレビ大阪という一地方番組における、番組中の降板宣言がちょっとした話題になっている。内容は、その発言により多くの場所からバッシングや否定的なコメントを出された橋下大阪市長が出演し、所謂「従軍慰安婦」問題についての討論がなされた中での出来事…

地盤のひずみを人工的に解放する

スロースリップ地震(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97)というものがあるが、これはマグニチュードが大きくとも人々はほとんど揺れを感知することはない。ただし、人々が関知できなくとも巨…

コンフェデ日本対ブラジル

力の差を見せつけられた試合であった。その差は余りにも大きく容易に埋められるものではない。と言ったことは多くのマスコミが書いていると思うが、私は日本の攻撃の引き出しが少なくなったことが今回の結果を生み出したと思う。ここ1年くらいの日本代表は決…

イデオロギーはふりかけ

イデオロギー(観念の体系:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%82%AE%E3%83%BC)とは、個人レベルでいえばそれまで生きてきて得た知識と経験のエッセンスである。さらにその中には、個人が得た知識を生み出している先人…

中国が戦争に踏み出す可能性

まず、基本的には今の時代戦争により利益を得ることは難しい。アメリカでさえ、戦争による経済負担が財政赤字に大きくのしかかりトータルではマイナスで、戦争によるベネフィットを得るには至っていない。むろん、現在では武力による打倒や併合は前近代的な…

株価の乱高下

日本の株価が乱高下している。その事実を持って一部のメディアや識者は、アベノミクス失敗と主張しているようではあるが、私はその指摘は当たらないと思う。確かに株価が不安定なのは事実である。日本の株式市場の取引額ベースで6割以上が外国資本なので、株…

夏冬オリンピック格差

夏季オリンピックは組織のスリム化で懸命になっている反面、冬季オリンピックは競技種目の少なさが取りざたされている。現状においても肥大化する夏季に対して冬季はむしろ競技の水増しがささやかれているのが現状だ。現在では競技数として、夏季オリンピッ…

立体映像

とりあえずは動画を見ていただきたい。これ自体はyoutubeに投稿されたものなので、決して解像度が高いわけではない。また、8Kテレビは今話題の4Kテレビ(3840×2160)よりも高解像度(7680×4320)を映し出すものであるが、このレベルになるとわざわざ立体を謳わな…

面子争い

相変わらず朝日新聞の社説が飛ばしているので、面倒くさいけど少し触れておこうと思う。私は引用をほとんどしないのだが、朝日新聞などは記事をすぐに別の場所に移したり消したりするので、今回は社説を引用させてもらう。右傾化の否定―「誤解」と言うならば…

認知症パニック

社会の高齢化については、社会保障費の増大が言葉は悪いが国家運営の足枷となりつつある。高齢者が増大しても政府支出に大きな影響が出なければ今日ほどの重大な問題とはなりはしない。何も高齢者を切り捨てろと言っているのではない。私も遠くない将来高齢…

偽善の境界線

博愛は一義的には素晴らしい精神であると私も思うが、同時に一歩間違えば偽善と取れられかねない微妙な立場に存在してもいる。博愛と偽善は結果に個人的な利益(お金とは限らない)を求めるかどうかで区別されると思うが、その違いはなかなかわかりづらい。場…

日本は既に変わったことを認識すべき

私は比較的保守的な思想だと自認している。だから、私とは意見を異にする人も当然いるだろうが、別の主義主張を持つ人を容認しないつもりは全くない。認識の違いは認めたうえで、建設的な議論を行うことは望むところである。ただ、議論は感情論ではなく事実…

武士道はゲリラに負ける

慰安婦問題はアメリカ政府自身にも火の粉が降りかかることが見えてき始めたので、政府としては口をつぐむことになってきた感じである。日本の敗戦後に、アメリカだけでなく当時のソ連も多くの強姦や殺人を行っている。同時に、当時日本に残っていた朝鮮人も…