Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

人生論

なぜか無視できない症候群

鳩山、野田、菅、小泉… 安倍政権に歴代首相の注文・横やり相次ぐ(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131003/plc13100308160002-n1.htm) 政権が無視するという話ではなく、ルーピー氏の話などは日本のマスコミそのものが単純に黙殺し、中韓のメディア…

頭の回転

「頭が回る」とは、判断力や発想力に優れた人を評する言葉だと思うが、なぜ「回る」とか頭の回転が速いなどと表現するのであろうか。思考のスピードが速いことを、別に回転運動により表さなければならない理由はないと思うのだが。 別の表現では「頭が切れる…

平和の形は一つではない

私がリベラルな言論人の主張に今一つ共感できない最大のポイントは、その論理構成の中で平和を信仰化していることではないかと思っている。もちろん、私は平和を追い求めていないと言っている訳ではない。以前から繰り返し書いているように、日本という国家…

見たくないものを見る

人は自分が見たい「もの」のみを見ようとする。だから、見たくないものは仮に視界に入っても一般的には無意識フィルターにより除外される。逆に言えば、見たくないものが無視し得なくなった時人間は感情的に反応する。これは、自らに好ましいものを見るとい…

資格の意味

世の中は資格に溢れている。医師や弁護士などの国家資格から、様々な民間資格が覚えきれないほどの数で存在し、資格ビジネスは広告業界を席巻するほどに存在感を誇示する。資格がなければ行えない仕事も数々あるが、逆に資格があったからと言ってそれがしっ…

負けず嫌いの善悪

スポ根漫画では、負けず嫌いはデフォルト設定のポジティブ側に用いられることが多いが、ギャグマンガでは負けず嫌いはヒロインの敵役と定番化されている感じもする。有り体に言えば、負けず嫌いは良い方向にも悪い方向に作用するというのが一般的な認識だろ…

根性論と平和主義

体罰教師の問題は、容易に解決の道がないのは多くの人が感じているだろう。と言うのも社会的に許容されるべき体罰は、どれだけ問題が広がってもやはり存在していると思う人が少なくないからである。しかも、その許容の閾値は場所ごと(あるいは個人ごと)に異…

異業種交流会

「街コン」にしても「就職セミナー」にしても、あるいは「自己啓発セミナー」や「異業種交流会」にしても私達は何か新しい出会いがないかと期待する。その相手は人であったり企業であったり、あるいは新たな知識かも知れない。そこで新たなコラボレーション(…

いじめ異論

大前提として断っておくが、私はいじめを推奨するつもりは全くない。ただ、いじめというものが人間社会から決して消え去ることがないとは考えるし、少なからぬ人たちが内心同じことを認めているであろうと想像する。いじめ根絶の不可能性を承知の上で、少し…

中途半端のススメ

「何事に対しても中途半端だなぁ。」という評価は、どちらかと言えばポジティブな場面や人には用いられることがない。むしろ、かなりネガティブなイメージを与える方であろう。確かに、どんなことも途中で放り投げてしまう中途半端さは、社会を生きていく上…

自由について

「自由」の反対を「不自由」と言うのは間違いではないものの、あまりに捻りが少なく小学生の意見のようにも見えてしまう。と言うこともあって、もう少し真面目に考えてみたい。 歴史上の自由の反対語としては圧政や抑圧がある。こうした行為が結局のところ生…

子供で居続けること

ピーターパン症候群(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4)とは精神が肉体年齢に追いついていないような状況を意味し、基本的にネガティブなイメージを持って語られる言葉では…

自らの死を意識する

「死にたいと思ったことはあるか?」 この問いにYESと答える人は決して少なくないと思う。もちろん、この「死にたい」という意識についてもレベルは様々であろうし、そもそも他人にはその軽重はわかりにくい。冗談めかして笑いながら言えるものもあれば、そ…

信用のカタチ

日本社会においても、徐々に簡単にはお互いを信用できないといった風潮が広がり始めている。それを自己責任の本来の形と取るか共同体社会の瓦解と見るかは様々であろうが、どちらにしても日本式の信用社会は静かに変質しつつある。 信用を積み重ねるのには多…

心配の少ない人生

ストレスが病気の大きな原因の一つと理解されて久しいが、豊かな生活を感じることができる大きな要因の一つとして、ストレスなき人生を送ることがあげられる。もちろん、全くストレスがない人生は人間をダメにする。一定のストレスは人間が生きていく限り必…

信じたい

「信用」という言葉がある。ビジネスにおいても良く使われるし、国家においても利用される言葉だ。もちろん個人の間においても、あるいはグループにおいてもありとあらゆるところで用いられる。しかも単なる約束事からプライベートな情報のやり取りまで、こ…

合理化と多様化

多様性は生物の進化において必要不可欠の過程であると言えるだろう。すべての生物が進化の方向を同じとすれば、環境の変化によりそれらは同時に滅亡する。種の存続ほど大きな話ではなくとも、一人一人の個性と言うものは天の配剤のごとき多様性の恵みである…

人と同じ就活をするな

現在のように就職の厳しい時代がいつまで続くかはわからない。数年後には、ひょっとすれば数十年ぶりの本格的な売り手市場の時代が来るかも知れない。もし仮にそんな時代が到来したとすれば、正直言って就活などと言う無駄な作業は必要すらなくなるのかも知…

自分の赦し方・誤魔化し方

人生を自ら定める唯一の目的に向かって邁進できる人などは現実にはまず存在し得ない。多くの場合、人は生きる目的を自分に言い聞かせ、あるいは目的を問うことを如何に忘れるかに粉骨する。すなわち、自らが抱く目的を心底から信じ切っている訳ではない。そ…

使える人、使えない人

「あの人は使えない。」なんて言葉は職場でよく使われているかもしれないが、今回持ち出したいのはこうした意味での使える・使えないではなく、人を上手く使うことができる人・上手く使うことができない人の側の話である。 実際、私も人を上手く使うのは得意…

イデオロギーはふりかけ

イデオロギー(観念の体系:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%82%AE%E3%83%BC)とは、個人レベルでいえばそれまで生きてきて得た知識と経験のエッセンスである。さらにその中には、個人が得た知識を生み出している先人…

偽善の境界線

博愛は一義的には素晴らしい精神であると私も思うが、同時に一歩間違えば偽善と取れられかねない微妙な立場に存在してもいる。博愛と偽善は結果に個人的な利益(お金とは限らない)を求めるかどうかで区別されると思うが、その違いはなかなかわかりづらい。場…

スルー力

韓国が最も力を発揮するのが日本相手の時であるということは、各種スポーツを見ているとよくわかる。私などは特段精神論者ではないので、スキルが異なれば気合いのみではその差を容易に埋めきれないだろうと信じている。ただ、現実には日韓戦ともなれば精神…

結果を出さない生き方

人は結論が近づけば近づくほどに早く片付けてしまいたい衝動に駆られる。しかし、その結論自体は多くの場合一時的な決着であって節目でしかない。もちろん節目も重要ではあるが、それでも最終的な成果ではない。例えばマラソンは個々のレースも重要ではある…

純粋さと挫折と

私も子供は社会に守られるべきものだとは思うが、ではいつから子供はその守護から這い出て自らの目と耳と皮膚で社会を知るべきなのだろうか。一時期にあった大学の入学式に親が付いてくると言う笑い話が、今では就職の面接や入社式にまで来ると気色ばまれて…

後悔と反省

後悔も反省も何らかの失敗を振り返るものであるが、その両者には明らかな違いがある。誰もが反省をすべきだと知っているが、にも関わらず反省よりも後悔が先立ってしまいがちでもあったりもする。人は考える動物であるが、多くの場合には考えてしまい過ぎる…

「変わる」という逃げ

「変わる」「変える」とは、心地よいしいかにも未来を感じさせる香りを放つ言葉である。現実の私達の多くは「変わらない」現状に不満を抱きながらも、どこかで変わることも畏れている。「変わる」ことそのものを大きく畏れるのではなく、変わることによるデ…

人生と年齢

昔の友人と久しぶりに出会って思うのは、人間とは歳を取ってもあまり変わらないものだと言うことである。もちろん、学生時代と一変している友人もいない訳ではないが、多くの場合は容姿は変わっていたとしても性格や姿勢は大きく変わらないような気がしてい…

心理的予防教育

いじめが正義ではないことは誰もが知っている。基本的に強者が弱者を虐げる状態をいじめとすれば、それは弱肉強食の社会では強者が弱者に勝つのは当然のことではあるが、正当な競争以外の面での力を用いたそれが倫理面で厳しく律せられている。 しかし、他方…

焦燥と我慢強さ

人は苦しみや痛みに耐える力を持っている。人によってその強さは異なるが、その対価として得られるものが明確であればあるほど耐える力は増大する。人は基本的に苦痛に弱い動物ではあるものの、それでも相応と認められる対価があるならば一時的な苦しみには…