Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

ATM問題

 慰安婦問題において、フランスの漫画祭で韓国のそれが出展を認められ、日本の漫画が政治的であると拒否されたことで問題が広がりを見せている(http://sankei.jp.msn.com/world/news/140130/erp14013021050006-n1.htm)。
 以下のリンクで事態推移を紹介しているが、事実関係については未確認(http://blog.livedoor.jp/doyasoku2ch/archives/36752891.html)。また、一部のネット情報によれば幸福の科学系の論破ドットコムというブースが拒否されたという顛末としているが、どちらにしても現時点で韓国が展示している漫画のみが閲覧され宣伝工作が進められていることに変わりはない(http://sankei.jp.msn.com/world/news/140131/erp14013110270002-n1.htm)。
 漫画祭終了後には、組織委員長がに日本の抗議が政治的だとして韓国側に立つことを表明している(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/03/2014020300514.html)。

 韓国が執拗に日本を下げようと行動しているのは、精神的優位性を保ちたいという面もあるだろうが、それ以上に日本を自由に使えるATMとして位置付けたいという面がかなり透けて見える。お金の問題ではないと彼らは常にいうが、どう見ても実態はお金の問題である。
 これまでは戦後責任と言うことで日本が自主的に韓国経済を助けてきたが、一次の日本経済の低調もあってままならなくなってきたがために別の方法で日本を脅しているに過ぎない。戦時徴用問題なども全て同じことであり、それを実質的にサポートしようとする一部の日本メディアや識者も存在する(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140131-00000049-chosun-kr)。
 実質的に韓国の行動をサポートする形になっている日本のメディアや識者たちは倫理問題として認識しているが、先ほども書いたように最終的にはお金の問題である。このお金の問題と言うのは2つの意味で機能する。
 一つには、日本の経済的(あるいは国際的)立場が韓国より優位である限りは日本から資金を引き出す。他方で、日本経済が没落して韓国経済がそれを上回るようなことがあればそれも問題ない、と言うかそちらの方が素晴らしい。

 しかし、多くの韓国人も感じているだろうが韓国経済が日本を凌駕することは容易なことではありえない。だからこそ、代償的に中国と組む(実質的には利用されているが)ことで溜飲を下げたり、あるいは朝鮮半島統一により日本を上回れると夢想したり、はたまたアメリカへのご注進(もちろん現地での侮日運動も含む)に精を出したりする。
 しかし、こうした代償行為は実質的には何も生み出さない。今、一時的に慰安婦問題などで日本を懲らしめているつもりになっているだろうが、これは本当は大変危険性を秘めた行為でもある。問題が小さなうちは感情問題で押し切れるが、それが激化するほどに事実確認が必要となり嘘により塗り固められた韓国の主張が明らかにされていく。
 嘘を利用したこうした政治活動は、相手が本腰にならない範囲で留め置かなければならないのだが、その限界を既に超え始めているのである。そして自らの嘘が判明した時これまでの主張は全て自らに跳ね返るのだ。相手をさせられている日本にとってはいい迷惑ではあるが、ここからは事実関係を徹底的に世界に知らしめていく必要があるだろう。

 さて、繰り返しになるが韓国が日本を叩く理由は、日本からの資金(ひいては信用)を引き出そうとしているものである。彼らは表向き決してそれを認めることはないだろうが、そのことを頭の隅に置いておけば、ニュースや世界の動きも面白くとらえられると思う。そして彼らから資金を得る人たちも、同じように動くのはすぐにわかるであろう。
 日本をどれだけ辱めたとしても彼らがそれを止めないのは、彼らの真の目的が達せられていないからなのだ。