Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

文化テロ

 対馬の仏像窃盗事件は、未だに解決を見せていない。と言うか、韓国は政府こそ態度を明確にはしてないが、司法を含めて返還の意思は今のところ一切見せていない。また、富士山の世界遺産登録を受けてか、富士山で大便をするという行為が韓国で英雄ともてはやされているらしい。実際の映像等がある訳ではないので真実かどうかはわからないが、日本の文化を辱めることに愉悦を感じている事がよくわかる。
 実を言えば、韓国人が日本の文化的な存在を毀損する行為は、これら以外にも様々なものが報告されている。現時点では、その証拠などが十分揃っていないこともあるだろうし、他にも様々な配慮があるのかもしれないが、一部の仏像窃盗事件を除けばマスメディアがこれらを報道しているのは聞いたことがない。

 韓国が日本をライバル視したり日本に勝つことに執念を燃やすこと自体は、鬱陶しいと思わなくはないが否定されるものでは無い。しかし、最近為される日本蔑視の行動だけでなく、貴重な日本の文化遺産や資源を毀損し辱めることは許されるものでは無い。
 こうした行為が今後も続くとすれば、これは立派なテロリズムだと私は思う。戦争に繋がる暴力行為ではないが、国家や民族を代表する文化を破壊する文化テロと言えるだろう。実際の戦争ではないから、話し合いで解決しようなどと言う甘いことを言う人はいくらでもいるだろうが、こうした問題は話し合いでは絶対に解決しない。
 現実に、条約上は盗まれた文化財は返還しなければならないことが決められているにも関わらず対馬の仏像は帰ってこないし、他にも数多くの文化財が盗まれ韓国で売りさばかれ、一部は韓国の文化財として登録されている(http://kanagawabunnkaken.web.fc2.com/index.files/topics/tonan.html)。盗難されたものの全てが韓国人による訳ではないのだが、組織的犯罪として韓国人がそれを行っていることは既に知られている(http://dametv.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/l-c37b.html)。
 このほかにも、靖国神社放火犯の件も記憶に新しい(http://www.j-cast.com/2013/01/09160751.html?p=all)。実は靖国神社以外にも文化遺産と考えられるような施設が立て続けに不審火により焼けている。犯人が捕まっていないためその実情はわからないが、日本の歴史的な寺社においてライターをかざすような行為が容易に為されてしまうこと自体が、罪の意識の希薄さを表している(http://ameblo.jp/miya-je2/image-11440529114-12359264556.html)。

 また、これは韓国人の問題ではないが日本中(特に四国と和歌山)でご神木を薬剤により枯れさせて安く買いたたくという行為も行われている(http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2012/11/1126.html)。ご神木は樹齢が何百年にも至るものも少なくないため、現在では稀少な大断面を持つ樹木でもある。これを安くで買い叩くことができれば大儲けと言う算段である。いくつかのケースを見ると事前に高い値段で買いたいと何度も商談を持ちかける。もちろんご神木なのだから売るはずもない。ところがある日突然ご神木が枯れてしまう。
 仕方がないので、単純に伐採するくらいならば売ろうとその業者に声をかけるが、当然枯れているから安くで買い叩かれる。薬剤は木の表面の部分に打たれ、木は枯れるが内部の木材は非常に健全だという。すなわち材木としての価値は下がらない。これも立派な文化財(資源)テロであろう。

 こうした行為が起こる最も大きな理由は、文化の価値を軽んじる風潮にある。歴史的な文化財は真似て同じものを作っても意味はない。その経てきた時間こそが最も大きな意味を持つ。形ではなく存在し続けてきたことに意義があるのだが、即物的な視点でそれを認めないからこうした行為が繰り返されてしまう。
 文化を守る断固とした決意を示すことが、国民的な動きとして広がることを期待したい。