Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

手を変え品を変え

 韓国が日本の旭日旗に対してクレームをつけ始めたのは、サッカーアジアカップの日韓戦以降であるが、要するに日本が叩ければ何でもよいので次なる標的をすぐに探すことになる。慰安婦像の建設もいくつかを作ったところまでは威勢が良かったが、ここにきてその維持費が捻出できないなどトラブルが相次いでいるようだ。もちろん、アメリカなどの日本人が正当に反論していることもあるのだが、行けると思ったものに一気呵成に(後先考えずに)突き進むのは韓国人の性格がなすものなのだろうか。
 さて、次は「関東大虐殺」だそうだ(http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11602860569.html)。関東大震災(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD)の折に、デマにより朝鮮人が殺されたという出来事(http://www.nikkei.com/article/DGXNZO59187080S3A900C1CR8000/)自体はあったと思うが、その程度についてはこれもまた諸説が乱れている。当時上海にあった大韓民国臨時政府の機関誌は6,661人が殺されたとしており、内務省警保局調査では死亡231人(重軽傷43人)とされる。また、吉野作造の調査によれば2613人余とされる。
 ただ、ここにきて数万人が殺されたとの主張を始めており、従軍慰安婦南京大虐殺に続く被害者数のインフレーションが生じている。加えて、当時の吉原の遊女たちの死体を撮影した資料を虐殺の証拠として(意図的に?)誤用しているなどの活動も始まっている(http://getnews.jp/archives/287724)。

 おそらく、旭日旗の運動が今一つ世界に受け入れられないことに業を煮やした結果も含まれているのだろうと思うが、なんと言えばよいのか言葉に困る。もちろん、悲惨な事件があったことは反省し教訓としなければならないのはその通りである。しかし、その謝罪を今日本に求めようというのはさすがに度が過ぎている。日本を叩くためであれば何でも許されるというか、むしろそのための材料であればどんなものでも構わないといった状況であること自体が非常に不健全である。
 こうした行為が続く一番の理由は、それを継続することによりいつかは日本が折れるという楽観的希望であろうが、今日本がしなければならないのはこうした甘えにも似た希望が可能性のないことだと早く知らせてあげることだとも思う。
 逆に言えば、それをしないということが日本が韓国に行う嫌がらせ(自爆を放置)として機能しなくもないだろうが、結果として韓国の行為を益々エスカレートさせ日本自体も迷惑を被り続ける。ここでは、中途半端な理解を示すことがお互いのためにもっとも悪い選択肢なのだろう。

 このように次々と手段を選ばず日本を貶めようと活動しているのは、もちろんその大部分が政府機関そのものではないが、それでも無名の民間人ではなく一定の社会的地位を有する有名人であったり、政府から援助をもらって活動指定団体であったりする。要するに、国ぐるみがそのように活動しようという雰囲気に覆われている。その結果が、条約を無視するような司法判決に典型的に表れている。
 この連鎖を止めるには、日本が今後譲歩をしないことをきっぱりと表明し、必要に応じては韓国の行為に明確に対抗策を取ることを表明すべきだと思うのだが、日本の進歩的言論人やメディアは今一つこうしたことに乗り気ではないようだ。
 別に韓国の喧嘩腰に同じように接する必要はない。単に日本の立場を、子供に諭すが如くこれまで以上にわかりやすく明確に伝え示すだけのことである。結果的には厳しく接する方が韓国の民度を向上させることにもつながるのではないかと思う。