幸せは思い込みを強化する作業
今の自分を幸せと思うかどうか?
人生論としても、恋愛論としても通用する命題。
幸せが、人から与えられるものではなく、自己認識により成立することは人によっては自明のことであろう。
それは、与えられたから幸せなのではない。自分が掴んだから幸せなのでもない。与えられ、あるいは掴み取ったものを自らが幸せだと認識するからこそ、それが存在しうる。
だから、恋愛においても自分が幸せだと思うことができるならそれが一番。
もちろん、相手も幸せであるのが自分の幸せにつながるため、結局のところは単なる自分のための思い込みだけでは不足する。その思い込みを補強する実行が必要なわけだ。
ただ、思い込みすらできなければネガティブな思考に陥って、幸せになることなどできやしない。
思い込んで→それをより強化するために実行し→その結果から再び思い込み→ループは続く。
もちろん、思い込みとは言っても妄想とは違う。
それを強化する(あるいは妄想を実現する)ための行動が伴っていることが需要である。
よく、諦めたらそこで終わりと言われる。
そのとおりである。上記のサイクルがそこで終了してしまうのだ。
問題は、恋愛の場合はそのサイクルを一人では作れない。
相手との相互作用でそれが決まる。
相手が、諦めても終わりなのである。
思い込むだけでは不足する。
思い込ませることが重要になる。
恋愛だけではない。
人間関係も同じ。
相手にいかにポジティブな思考をさせるか。
その技巧に長けるものは、恋愛においてもそれを成功させやすい。
もちろん、容姿や金銭、その他、相手がポジティブな思考に入れる要素を持っていればそれに越したことはない。つかみはそれで十分だろう。
けれどもそれを維持するためには、それ以外の技巧を駆使しなければならないのは自明である。
「否定は肯定の延長にある方が生産的である。」