日韓歴史知識逆転

「百年前、中国は韓国と協力して日本帝国主義と戦った」「韓国の誤情報正そう」〜バンク、中国で日本の歴史蛮行を広報（http://news.sbs.co.kr/section_news/news_read.jsp?news_id=N1002027046）
機械翻訳（http://www.excite-webtl.jp/world/korean/web/?wb_url=http%3A%2F%2Fnews.sbs.co.kr%2Fsection_news%2Fnews_read.jsp%3Fnews_id%3DN1002027046&wb_lp=KOJA&wb_dis=2&wb_chr=）

　韓国が中国と共闘しようとしているのは他の部分でもあるが、中国側からすればこの内容には同意できないだろう。実際、日中戦争当時に日本に併合されていたことで多くの朝鮮人が軍人として中国に攻め入り、中国と戦闘行為を繰り広げてきた。その記憶を完全に中国人が無くしてしまったとは考えにくい。
　韓国と中国が一体の国家であればいざ知らず、中国側からすればお前たちも敵であったじゃないかと言うのが正直なところだと思う。少なくとも当時の中国は日本と戦ったが、韓国がそれを行った歴史的事実はない(亡命政府的な烏合の衆はいたようだが、実際に何もしていない)。

　歴史を覆い隠してしまうということは、ここまで酷いことになってしまうという典型が眼前で展開している状況にも感じられるが、同時にいくつかの示唆を与えているようにも思う。もうすでに40年近く韓国では漢字を教えていないことが知られている(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%BC%A2%E5%AD%97)が、このことが偏った歴史認識の広がりにも影響を与えているとの声も強い。
　他方、日本では歴史教育に関して受験科目として過去から授業を展開していったこともあって、近代史にはほとんど触れられなかったという経緯があった。これも相まって、かつては韓国人から日本人の学生は歴史を知らないと言われたことなどが新聞や雑誌の記事になることもあった(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0726&f=national_0726_046.shtml)。
　現実には今も日本の歴史をよく知らない人は非常に多く、私自身も自慢できるような知識は持ち合わせていない。ただ、度々繰り返される韓国や中国からの歴史認識に対するクレームを受けて、日本の近代史(特に東アジア関連)について勉強した人も多くなっているように感じる。

　未だ多くの日本人が歴史に関しては無関心(http://toyokeizai.net/articles/-/13884)かもしれないが、同時に一部では論理的な歴史認識をも有している人も増えてきているのも事実だろう。もちろん、誤った認識により突出・偏向した言論を用いる人もいるのでそのあたりの誤解は避けたいところではあるが、間違いなく韓国・中国関係に対する知識をかなり持ち合わせた人は増加した。
　韓国や中国では近代史に関する歴史教育に力を入れているのは事実であるが、これがまた非常に偏った内容であるためにその真実性に大いなる疑問がもたれている。国家としての黎明期には国民の意思を統一するための物語が必要なのは間違いないが、それは国家の繁栄と共に正されていくのが本来あるべき姿だと私は思う。少なくとも、現在の一般的な韓国人は日本人の近代史を勉強した人と比べると明らかに論理性のある歴史的知識が劣っている。
　いや、様々な教えられてきた知識は持っているだろうが、その検証を自らが資料(多くの場合には海外資料が必要となる)に当たることで行っていない。その結果、欠陥ある歴史認識を世界中で披露することになってしまっている。

　中国も様相は似ているものの、韓国よりも歴史を戦略的に利用しているという意識があるため、まだマシと言えるのではないかと思う(五十歩百歩との声もあろうが)。朴大統領の保有している歴史認識についても、それがパフォーマンスとしてなのかどうかわからない部分は多いが、日本人のみならずその他の国の人たちからしても迷惑で韓国内で繰り広げられているものと似たようなものに見えるであろう。