Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

ガラケーラインナップの復活

どこかのメーカーが踏み出さないものかと考えているが、今のところその気配はなさそうだ。
そもそもあらゆるメディアを利用してのスマホ推しは、携帯電話会社の通信料高価格維持作戦でもあるわけだが、それにも関わらずスマホに興味がないという人も未だに多い(http://media.yucasee.jp/posts/index/12370)。だから、現状ではろくなガラケーがないという理由で消極的にスマホに移行している人もいるのではないだろうか。
かく言う私も現状はガラケーである。スマホへの移行は正直言って必要性を感じないのだが、それでもガラケーのラインナップが貧弱な故に次の更新では変えるかも知れない消極的移行派に該当する。だから、しゃれたデザインで一定以上の品質さえあるガラケーがあるなら、スマホへの乗り換えはしない可能性も高い。
携帯会社との関係もあるのだろうが、そろそろガラケーの復活も考えてみたら少なくとも国内での販売は多少上向くかも知れないのではないか。現状のガラケーユーザーは携帯保有者の約60%でそのうちの1/3がスマホへ移行したくないと考えていれば、それを総取りできれば美味しくないとは思えない。ただ、売れるとわかれば各社がすぐに追随してくるので、どれだけ先行者メリットを甘受できるかは疑問もあるが。

ところで私が今ひとつスマホに魅力を感じない理由の中に、iPadなどのタブレットとの棲み分けが少々中途半端だと思っている点がある。iPad-miniが出てくるなど、使いやすい大きさが現状社会的に試されているようであるが、そう考えて昔SHARPのザウルスというものがあったことも思い出した。私は使ったことがないのだが、一部ではコアなファンを持ってきたような記憶がある。
ちなみに、持ち出し用のPCについても私の現状はタブレットではない。幸いにもノートPCも十分に安くなっているし、そもそも文章を打つ量が多い私にとってはキーボードがないタブレットは今ひとつ使いにくい。まあ、人の話によれば会議中のキーのタイプ音がないため、議事録作りにはタブレットは使いよいらしい。このあたりは使い方や好みによって変わるのであろう。

話を戻すが、技術の世界の変化は凄まじくいつまでも同じものが売れ続ける訳ではない。仮にガラケーが慣れによりそれなりの支持を集めたとしても、それがいつまでも継続する保証などは何処にもない。それよりはむしろ、スマホがこれだけ推されているのも関わらずガラケーが支持されているには必ず何らかの理由がある。それを分析して、新たなガラケーをラインナップすることこそが、消費者のニーズに合わせた販売戦略になるのではないだろうか。同じ様な話は、世界でもおそらく存在する。アップルやサムソンがスマホに集中投資するのであれば、一時期日本では衰退したPHSが一部の国では受け入れられたように、別の道を模索することは決して間違いではないと思うのだ。