Alternative Issue

個人的な思考実験の、更に下書き的な場所です。 自分自身で消化し切れていないことも書いています。 組織や職業上の立場を反映したものでは一切ありません。

韓国の嫉妬

竹島問題も日本海呼称問題も、ベースは韓国の嫉妬が原因であるがため、論理が通用しない。

韓国は、日本海の呼称として現在韓国内で使われている「東海」と変更するように主張してきた。
実際その主張を認めて日本海との併記を行った地図は少なくない。
それは、歴史的経緯を確認して併記したものではない。
クレーマーのしつこさに耐えきれずに行ったものである。

現実に、古地図に「東海」と記載されたものはほとんどゼロに近い。

日本海の呼称を、日本が軍事国家であった戦前の強制的な名称変更であったと韓国は主張するが、現実には世界がそんなことを承伏するはずもない。日本が世界を征服していたわけではないのだから。

以前に外務省が世界の古地図を可能な限り調査したことがある。
その際に、呼称のおよそ60〜80%はやはり日本海と表記されていた。
もちろん、朝鮮海とされたものもあれば高麗海(Corea Sea)というものもあった。
しかし、その割合は10〜20%と少ないものであった。
これは、外務省のサイトに詳細に公表されている。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nihonkai_k/

この調査は、相当に詳細なものである。
しかも、それは日本が江戸時代であった頃のものの含まれている。
日本が軍事大国化する前から既に日本海と呼称されていた。

要するに、韓国の主張は単なるわがままに過ぎない。
そのわがままに付き合う必然性はどこにもないのだ。

通常、内海の名称はその内海を存在せしめる理由によりつけられることが多い。
仮に日本列島がなければ日本海は太平洋に過ぎない。
だとすれば、この内海を日本海と呼称するのは至極当然のことなのだ。

では、なぜ韓国が日本海呼称問題にここまで依怙地になるのか?
それは韓国の日本に対する嫉妬がそれである。
韓国が面する海に「日本」という国際的な名称がついているのが気にくわない。
それが理由と示すように、「東海」という名称が不利と知って「韓国海(Corea Sea)」でもよいなどと言い始めた。節操のないことこの上ない。
自己の主張をそんなに簡単に変えられると言うことは、それだけ論理的な整合性がないと言うことを自白しているに過ぎない。その上で、Corea Seaは本来高麗海である。
高麗とはかつての朝鮮半島にあった国。今の韓国とは異なる存在なのだ。

実を言えば竹島を巡るそれも、基本的には同じ感情に支配された行動である。
かつて日韓併合という屈辱(それは韓国を発展させたのだが、日本に屈したという事実が許せないのだろう)を解消するがごとく、日本が一切の軍事行動ができない時期に竹島を強奪した。
これも、その屈辱を注ぐ行動の一つに過ぎない。
だから、歴史的にも支配したことがない対馬まで韓国の領土と言ったりするのである。

これらは、基本的に屈辱心から来た代償行動である。
そう考えると、この代償行動が満足されるのはいつなのか?
それは経済的に韓国が日本を超えたときであろう。
もちろん、その時には九州や沖縄も韓国のものなどと言っているだろうが、少なくとも屈辱感は解消されているであろう。

逆に言えば、韓国が日本を超えることがなければ、韓国の言いがかりは今後も続くのだ。
それが嫉妬というものによる行動だからである。
嫉妬に論理など必要ない。
あらゆることを行って日本から何かを奪い取る。
そういった非論理的な感情による行動である。

世界もこんな馬鹿げた行動に付き合うのは大変なので、「日本が何とかしろ」と実質的に言っている。ところが、日本は戦後の謝罪外交で強くでられない状況が続いているため、未だに何もできていない。
ここに来て、見るに見かねたアメリカが日本海呼称問題で助け船を出した。
それが現状。
さて、日本はどうすべきか。

それは政治家とマスコミがきちんと考えるべき事柄である。

「当事者同志において歴史観に一致などあり得ない。あり得るのは、客観的であろうとする誠意のみだ。」